
子どもとごはんvol.12:レストランの味を気兼ねなく。京都『寺町コロンボ』
今回訪れたのは食堂スタイルのイタリア料理店『寺町コロンボ』。タラコスパゲッティで知られていますが、昼はお子さまプレートがあるのを知っていますか? 店内には絵本もあり、トイレにはおむつ替えシートまで。大人も子どもも嬉しい一軒です。
子どもも大人も楽しめる店づくり
市場から届く新鮮な魚介や地元の野菜を用いて作るイタリア料理を昼は気軽な定食で、夜はア・ラ・カルトで楽しめる『寺町コロンボ』。持ち帰り可能なイタリア菓子もあり、本格的なイタリア料理とスイーツを間口の広い食堂スタイルで堪能できる貴重なお店です。
オーナーシェフの吉村雅博さんは京都におけるイタリア料理のパイオニア『カーサ ビアンカ』で長年経験を積み、2009年に『イタリア食堂コロンボ』を開業。その後、得意のイタリア菓子を独立させた『イタリア菓子コロンボ』を展開し、2019年に両店を集約。『寺町コロンボ』としてリニューアルしました。
リニューアルする際、吉村さんがコンセプトに掲げたのは「子どもも大人も楽しめる店」。
「私も子育てをしてきたので、子どもが小さい頃によく悩んだのですが、休みの日に家族で外食をする時は、子どもに合わせたファミリーレストランか、おいしいけれど途中で子どもが飽きてしまう大人に合わせた店か…。ならばリニューアルする際に、あくまでもおいしい食事がメインでありながら、大人も子どもも一緒に過ごせる店をしたい、と思ったのです」
当時、亀山達矢さんと中川敦子さんによるクリエイターユニット「tupera tupera(ツペラ ツペラ)」との出会いや義実家が本屋であったことから、こだわりの絵本を並べた本棚も設置しました。
栄養満点なキッズプレート
「実は一番、手がかかる」と吉村さんが大きく笑う「キッズプレート」は、ポテトやウインナー、自家製のナゲット、フリッタータ、カポナータなどが盛られたプレートが主役。日替わりのポタージュスープやフルーツも付くという、野菜も果物も摂ることのできるありがたい内容です。
さらに「お子さんのテンションを下げたくないから」と、子どもがもし失敗してコップを倒しても中身がこぼれにくいよう蓋付きのプラスチック製カップに水を入れてくれるなど、まさしくカジュアルでありながら、レストランとしてのホスピタリティが輝いています。
食後には、キッズが大好きなソフトクリームや焼き菓子などイタリアのおやつ各種もありますよ。
レストランは食事を楽しむところ
「店を15年以上やっていると、カップルのお客様が結婚して子連れで来てくれて、またそのお子さんが大きくなって来てくれて…という経験をすることもあり、子連れ歓迎のレストランを営む者の最大の喜びです。だからこのスタイルを続けたい」と前置きをしたうえで、吉村さんはこう話します。
「ただ、当店はあくまでも親子で一緒に食事を楽しんでもらう場です。大人もおしゃべりに夢中になりすぎず、お子さんが食べるのをちゃんと見守っていていただきたいですね」。
子どもが動き回ったり大きな声を出したりするのは常ですが、レストランでは食事に集中すること、大声を出すと恥ずかしい場所であることを家で伝え、その教えを「実践する場がレストランであって欲しい」といいます。
キッズプレートだけでなく、子どもが大好きなおいしいデザートや絵本があり、大人のメニューまでおいしい最高の環境ならば、自宅での躾を実践する場として最適!
大人も子どもも共に食事する時間やレストランで過ごす時間を存分に楽しみたいですね。
子連れに嬉しいポイントまとめ
・子どもイスあり
・子ども用のコップやカトラリーあり
・子どもが大好きなデザートも充実
・ベンチシートあり
・絵本棚に絵本がたくさん
・トイレにおむつ替えシート完備
data
- 店名
- 寺町コロンボ
- 住所
- 京都府京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町709-2
- 電話番号
- 075-241-0032
- 営業時間
- ランチ12:00〜15:00 LO、ディナー18:00〜20:00 LO
- 定休日
- 水曜、不定休
- 交通
- 地下鉄京都市役所前駅から徒歩6分
- 席数
- カウンター8席、テーブル12席

writer

佐藤 良子
satoryoko
料理取材に徹して20年の食ライター。歴史が好きなため、料理史の観点から見るレストラン取材がライフワーク。日々賑やかな小学生2児の母。
instagram@ryocosugar
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