“レモンよりレモン”なハーブ・レモンマートル。オーストラリアパビリオン併設の『CAFÉ KOKO』でも

紅茶、美容液、アロマオイルなど、レモンの香りがする身近な商品に実はよく使われているレモンマートル。レモン以上にレモンの香りがすると言われるほど爽やかなハーブです。
先日オーストラリアパビリオンで行われたニューサウスウェールズ州政府によるイベントにも原産地ということでレモンマートルが登場。パビリオンに併設されている『CAFÉ KOKO』では、そのレモンマートルをソースに使った、ワニロール(クロコダイルフィレロール)がいただけますよ。

レモンマートルとは

「オーストラリアパビリオン」レモンマートル
オーストラリアパビリオン前に植わっているレモンマートル。
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レモンマートルとは、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州北東部が原産のハーブ。1~2.5mほどの樹木に乳白色の花を咲かせます。その葉っぱからは何とも爽やかな、まるでレモンのような香りが。その正体はシトラールという成分です。レモンの場合、精油内のシトラールの含有率は2~3%。対してレモンマートルは90~98%!“レモンよりレモン”の香りがするわけです。オーストラリアの先住民族は昔からアロマや薬草、料理にも使ってきたとか。
レモンのような酸味はありませんが、鶏や白身魚といった淡白な味と相性抜群。オーストラリアの家庭ではシーズニングとしてもよく使われています。日本でも、レモンの香りがする紅茶、美容液、アロマオイルといった身近な商品に実はよく使われているんです。

気になった方は、ぜひパビリオンに併設されている『CAFÉ KOKO』へ。ワニの切り身をブリオッシュロールに挟み、レモンマートルを使った爽やかなソースをかけたクロコダイルフィレロールをいただくことができますよ。

「オーストラリアパビリオン」試食用ワニロール
試食用のクロコダイルフィレロール。
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「オーストラリアパビリオン」併設の『CAFÉ KOKO』
オーストラリアパビリオンに併設されている『CAFÉ KOKO』。
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「オーストラリアパビリオン」併設の『CAFÉ KOKO』メニュー
クロコダイルフィレロールは1650円。
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ワインやお菓子も魅力のニューサウスウェールズ州

ニューサウスウェールズ州政府 駐日代表のデイビッド・ローソンさん
ニューサウスウェールズ州政府 駐日代表のデイビッド・ローソンさん。
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ニューサウスウェールズ州はオーストラリアの東南部にある、最も人口が多い州。経済規模も最大級で農産物や食品の輸出が盛んです。
オーストラリアパビリオンで6月16日に行われたニューサウスウェールズ州政府によるイベントには、ビーフやシーフード、ワインなど、ニューサウスウェールズ州を代表する輸出企業が参加し、試食・試飲体験や商品紹介を行いました。

「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、シングルオー
写真はすべてこの日限りの展示用。オーストラリア・シドニー発のコーヒーロースター『Single O』による、レモンコーヒーモクテル。同店のコーヒーは『CAFÉ KOKO』でも提供しています。
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「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、ワイン
『ワインオーストラリア公社』によるワインの説明も。星付きワイナリーによるワインやオーガニックワイン、リサイクルしたPET素材を使ったボトル入りのワインなどが並びました。
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「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、「Tim Tam」
日本でもよく見かける「TimTam」。ビスケットブランド『Arnott’s』創業の地はニューサウスウェールズ州です。「子どもの頃を思い出す懐かしい味」と州政府・デイビッド・ローソンさん。
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「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、ダブルディー
『Double'D』ののど飴は100%植物性で無添加。創業100年以上の老舗です。日本の「龍角散」的存在(?)
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「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、レモンマートル
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「オーストラリアパビリオン」フード&ビバレッジイベント、レモンマートル2
こちらのブースは世界最大のレモンマートルの栽培・輸出会社『Australian Native Products』。同社では約25万本ものレモンマートルを栽培。その80%はお茶に、ほか精油や食品(サプリメントにも)にも活用されています。レモンマートルティーは、レモンのような酸味や苦味がない分とっても爽やか。
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会場にはオーストラリアパビリオン館長のナンシー・ゴードンさんや、パビリオンのマスコットキャラクター・コアラのココも駆けつけ、ニューサウスウェールズ州の魅力を発信する場となりました。

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。