那智勝浦の旅②ザ・昭和!な温泉テーマパーク『ホテル浦島』は今こそ行くべき
島全体が温泉テーマパーク
創業は1956年というから、2026年で70年周年を迎えることになります。令和になりデジタル化を進めるホテルも増える中、『ホテル浦島』は“昭和”を貫き続ける貴重な温泉ホテル。訪れる側としては魅力的ですが、老朽化もあるため、2025年から段階的にリニューアル工事を進めています。ガラリとは変わりませんが、客室フロアやレストランなどが現代的にイメチェンするそうです。
『ホテル浦島』は、その名の通り「島」のような場所にあります(正確には岬ですが島と呼びます)。この島全体がホテルであると表現しても過言ではなく、東京ドーム約4.5個分の敷地に345室を備えたホテル棟がそびえ、山頂遊園や展望台なども備えた一種のリゾートアイランドです。
対岸の勝浦港から連絡船「浦島丸」がピストン運航しており、ここからもうエンタメ感たっぷり。島に近づくとその威容に「鬼ヶ島……!」と圧倒されてしまいますが、鬼はおらず愉快な温泉リゾートなのでご期待を。ホテルは「本館」「山上館」「日昇館」「なぎさ館」の4館から成り、山頂にある客室からは朝日や夕日が見え、絶景の宿としても知られています。
エスカレーターがもはやアトラクション
一番高い海抜80mの場所にある「山上館」へと向かうエスカレーターが凄い。全長154m、高低差77m。一直線ではなく3本を乗り継ぎますが、下から上まで5分45秒もかかります。大阪で一番長いとされる住之江公園駅(四つ橋線)のエスカレーターでも40m程度なので、いかに長いかが分かりますね。
絶景の夕日スポットでもあります
エスカレーターの頂上手前で「狼煙山遊園」に出ることができます。ちょっとミステリアスな階段を登ると、異世界に続くような鳥居があり、その先を進むと大海原を眼下に望む展望スポットが。ここから勝浦の町並みと、朝日や夕日をパノラマで眺めることができます。
本物の洞窟でいい湯だな♨
ホテル浦島の名物といえば、「洞窟温泉」です。くれぐれも間違えないでください、“洞窟風”ではなくて本物の洞窟なんです。海に迫り出した岬の岩層が荒い風波に浸食され、間口25m奥行50m、高さ15mの天然洞窟となり、地底からの熱い湯が湧出して溜まったのが始まり。
「忘帰洞」(本館)と「玄武洞」(日昇館)がありますが、どちらも実際に入浴してみると予想以上に洞窟そのもので、打ち寄せる荒波や大自然そのままの岩肌に「うわあ」と思わず声が上がります。
窓の外は地底⁉館内もスリリング
建物自体も迷路のようでスリリング。ホテルそのものが山を切り崩して作られているので、建物同士をつなぐ廊下は山中を掘ったトンネル。窓からすぐそばに見える岩から水が滲み出す光景も見え、「ここは地底なんだ……」と実感させられます。
ホテル浦島のレトロスポットとして人気なのが、本館からなぎさ館に向かう廊下にある「ゲームコーナー」。今時あまり見ないメダルゲーム機やモグラたたき系マシーンなども置かれ、子供のように熱中してしまいます。
生マグロの町ならではのバイキング
もちろん、食の楽しみも存分に。料理は「熊野cuisine」をコンセプトに2024年7月にリニューアルし、プランによって「バイキング」「バイキング+メイン」「会席料理」から選べます。
バイキングは、毎日開催するマグロ解体ショーを目玉に、メバチマグロやキハダマグロをあの手この手で提供。寿司や刺身はもちろん、「まぐろメンチミニバーガー」、マグロの角煮をひつまぶし風に味わう「うらしま飯」、マグロカレーなど多彩なメニューが登場します。
マグロ以外にも、隣町・串本町の伝統漁法「ケンケン漁」で獲れるカツオ、ウナギ、ブリヒラ、熊野七宝キクラゲなど、熊野地方や熊野灘など地元の食材を中心に使用。海鮮、肉類、色川地区の無農薬野菜、調味料も地元のメーカーにこだわっています。
レトロなムードを味わえるのは今のうち
「ホテル浦島、懐かしい」と昔を思い出す人も多いと思いますが、2026年8月にはリニューアルを終えるため、ザ・昭和なリゾート感を味わえるのも今のうちかも⁉ ちなみに、グループホテルの「万清楼」は食に特化した料理旅館としてすでにリニューアルしているので、こちらも併せて訪ねることをお薦めします。
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- 店名
- ホテル浦島
- 住所
- 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦1165-2
- 電話番号
- 0735-52-4111
- 料金
- 1泊2食付22900円〜(2名1室の場合の1名料金)
- 交通
- JR紀伊本線紀伊勝浦駅から徒歩8分の勝浦港から送迎船あり
- 備考
- 【客室】345室
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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