大阪のディープな飲み屋街‟地獄谷“に潜む良店『天ぷらとお出汁 渉』
有名な飲み屋街・地獄谷の一角に
『天ぷらとお出汁 渉(わたる)』があるのは、大阪・阪神野田駅から徒歩5分ほどの距離。野田新橋筋商店街の西側にある「地獄谷」との通称を持つ飲み屋街の一角だ。
迷路のように複雑な細路地に40軒もの酒場が乱立するそこは、昭和レトロな空気が匂い立つ独特のエリア。映画のロケ地としてもよく使われている。
注文自由なカウンター形式
店主の安住 渉さんは、鳥取県南東部の智頭町(ちづちょう)出身。料理人修業を機に大阪に移り住み、14年勤め上げた「ホテルグランヴィア大阪」では日本料理店『浮橋』の料理長も務めていた実力派。その確かな腕前を生かしつつ、「もっと気軽に和食を楽しんでほしい」との気持ちから天ぷら専門店をこちらの細路地に開くことを決意。
天ぷらはエビや穴子、レンコンなどの定番を中心に常時10種ほど。そのほか茶碗蒸しや海老芋まんじゅう、海鮮春巻きなど魚介を生かしたサイドメニューが15品ほど。どれもアラカルトで自由に注文できるのが有難い。
揚げ油はクセがなく揚げ上がりが軽い米油を使用。天つゆは真昆布にウルメや鯖、イワシなどをブレンドした旨み豊かなだしがベース。そのまま飲んでもおいしい品の良い塩梅に整えて、素材の良さを真っ直ぐ引き立てることに重きをおいている。
つまみにもなる季節の小鍋
「お出汁」と看板に謳うこともあり、季節の小鍋にも力を入れている。この日は冬を迎えて身を肥やしてきたサワラを主役に、ホタテ貝柱や牡蛎まで入った贅沢な内容。具材の旨みが溶け込んだだしは、思わず飲み干してしまうおいしさ。「この鍋だしをアテに日本酒を飲まれる方や、雑炊にして欲しいとリクエストされる方もいますよ」と安住さんが微笑む。
春はタケノコやハマグリを使うほか、秋は真昆布とマグロ節の一番だしをベースにした鱧と松茸の土瓶蒸しも人気が高いそうだ。
平日昼は弁当が1000円!
平日昼のみいただける弁当も、じわじわと人気を伸ばしている。メインのサワラとブリの幽庵焼のほか、鶏の竜田揚げ、ヒジキ煮、小松菜の炒め物、だし巻きなど季節替わりの副菜が8~9品も入った手の込んだ内容。
イートインだけでなく、テイクアウトも可能。事前予約もできるので、時間が限られたランチタイムに安心して楽しめる。
「お得な弁当をきっかけに夜の来店もお待ちしています。天ぷら数品とビール1杯だけも、宴会利用どちらも大歓迎ですよ!」と安住さん。バーから焼鳥屋まで揃う酒場天国ではしご酒にいそしむのも良いけれど、2階の個室で鍋や天ぷらのコースに興じるという落ち着いた選択もまた、捨て難い。
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- 店名
- 天ぷらとお出汁 渉
- 住所
- 大阪府大阪市福島区吉野2-13-7
- 電話番号
- 090-2283-0675
- 営業時間
- 11:30~14:30(平日のみ)、18:00~23:00(天ぷらのみ22:00LO)
- 定休日
- 木曜
- 交通
- 阪神野田駅または地下鉄野田阪神駅から徒歩5分
- 席数
- 1F/カウンター7席 2F/テーブル6席(コース注文時のみ利用可)
- メニュー
- 付き出し200円、天ぷら各種300円~、鍋コース6000円、天ぷらコース6600円。瓶ビール中650円、日本酒100㎖500円~。
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