那智勝浦の旅③1000円でどれだけマグロ買えるかin那智勝浦
「直売所」では訳アリ部位も安く手に入る
勝浦漁港の「にぎわい市場」でもマグロが格安で味わえたり買えたりしますが、町のマグロ直売所は加工の工程で生じる「切り落とし」「中落ち」などレアな部分も多く、どれも破格です。もちろん品質は通常流通するマグロと一緒なので、生ならではのモチモチ感は、さすが産直クオリティ。」土日でも観光客が気軽に利用できるよう、それらは無人の「セルフ直売所」となっているのも特徴。
『加治安』は現代ニーズをキャッチした新商品も!
大正年間に創業した生マグロ卸。市場のニーズの変化に合わせて「まぐろのアヒージョ」「まぐろのオリーブオイル漬」など斬新な商品を開発するマグロ界のパイオニアです。
無人販売所では中落ちや刺身が1パック500円で販売され、早く行かないと売り切れる場合も……。ですが、「まぐろの血合い」「まぐろミンチ」といった冷凍の加工品も非常に安く、珍しいのでお土産におススメです。
「血合いの焼き肉風」は味付き商品なので、フライパンで焼くだけ。かなりずっしりと重量がありますが300円です。酒のアテに良さそうですね。
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地4-4-8
電話番号:0735-29-1005
営業時間:8:30〜16:00
定休日:不定休
Instagram:https://www.instagram.com/nankikajiyasu/
『木下水産物』併設食堂のマグロ丼も驚愕のコスパ
町中のマグロ密集エリアからは少し離れますが、港沿いにあるのが『木下水産物』。実は1998年5月にセルフ販売所としてオープンした無人販売所の先駆け的存在です。
とにかく安い。1パック200円~が中心で、メバチ、キハダ、ビンチョウともちろん全て生。醤油とワサビと割り箸も販売しているので、景色の良い海辺で潮風に吹かれながら食べる……なんて優雅な買い食いも可能です。
実はこちら、併設の『鮪十屋』で、生マグロ丼などのマグロメニューをイートインで楽しめるんです。「もちもち生びんちょうまぐろ丼」980円~とかなり破格な上に、なんとマグロのあらがたっぷり入ったあら汁が飲み放題。マグロ専門店だけあって、ほぼ具!というぐらいあらがいっぱい入っているので、これだけでも来る価値があるほどです。
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地8-6-5
電話番号:0735-52-0071
営業時間:セルフ直売所9:00~15:00、鮪十屋11:00~14:00
定休日:火曜
公式サイト:https://kinoshita-tuna.co.jp/
『cafe アマアイ』おしゃれカフェでもマグロ直売
駅前から勝浦港へ向かう「駅前本通り」は飲食店やマグロ店が並ぶ、いわゆるメインストリートです。この中にある『cafe アマアイ』は、勝浦きってのおしゃれカフェといった佇まいですが、入口では冷蔵ケースでマグロを販売しています。さすが勝浦。
こちらもカフェだけあって、マグロの角煮やタタキ、さらにはフライまで、調理されたマグロが得意な模様。塩コショウ味のマグロフライはつい食べ歩き用に購入してしまいました。ビールのアテにピッタリすぎます。
マグロのタタキも200円という強烈な安さ。タマネギがたっぷり乗っており、野菜を切る手間だけでも200円は下らないのではと想像してしまいますね。
所在地:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5-2-10
電話番号:0735-52-0181
営業時間:モーニング(火・木・土・日曜)7:30〜11:30、ランチ11:30〜17:00(16:30LO)、ディナー(金・土曜のみ)19:00〜22:00(21:30LO)
定休日:水曜・第1木曜、不定休あり
Instagram:https://www.instagram.com/cafeamaai/
衝撃映像!民家の軒先でもマグロ直売
わりと衝撃的だったのは、町中の路地を歩いていても、民家や加工場の軒先でマグロの無人販売を行っていたことです。日本の都市部では絶対に見られない光景であり、かつ日本人の「良心に委ねる」という性善説的な考えが息づいている町だなということを認識しました。
1000円で買ったマグロ戦利品を一挙公開
さて、1000円でどれだけ買えたかと言うと、この通りです。
・生マグロのたたき200円
・メバチマグロの中落ち300円
・マグロの血合い焼き肉用300円
・マグロのタタキ200円
都会のスーパーで購入したら倍以上の値段になりそうな、お得な直売所ショッピングでした。そもそも血合いの焼き肉用や、マグロのタタキなんて珍しい商品は他地域では見かけないですね。
地元の誰に聞いても、「勝浦の生マグロはモチモチしていておいしい」と言います。はじめは正直、「モチモチってみんな言うけど……」とちょっと疑ってかかっていたのですが、実際に食べてみて、「ほんまや!」と実感しました。那智勝浦のマグロポテンシャルは想像以上に高かったです。
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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