1泊300万円の部屋、ホテル初の和室……「帝国ホテル 京都」に潜入!

3月5日にオープンした「帝国ホテル 京都」。祇園甲部歌舞練場に隣接する国の登録有形文化財「弥栄会館」の一部を保存、活用した、同ホテルとしては大阪以来30年ぶりの新規出店に。開業に先立って開かれた内覧会にお邪魔し、宿泊者しか利用できないラグジュアリーなバーやプール、最上位スイートルームなどを見せていただきました。その様子をお伝えします。

木村得三郎設計の「弥栄会館」を保存しながらリノベーション

「帝国ホテル 京都」の前身である弥栄会館は、劇場建築の名手と呼ばれた大林組の木村得三郎による設計で1936年に完成。天井が高く5階建てだった建物を4年半かけて保存・大規模改修し、外観の造りはそのままで、地上7階、地下2階に内部をリサイズ。客室全55室とコンパクトではありますが、プレミアからシグネチャースイートまで5タイプ、50~128平米とゆったりしたゲストルームを設けたアッパーラインのホテルに生まれ変わりました。

帝国ホテル京都の外観
建物の南と西は弥栄会館時代の壁を残している。建物はもともと劇場などとして使われていた
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帝国ホテル京都のエントランス
エントランスを入ると迎えるロゴ看板は、奈良県吉野の樹齢約1000年の欅一枚板を使用
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タイルやレンガ、テラコッタなどをできるだけ保存

外観には弥栄会館時代に使われていたタイルが一部保存され、柱にもその頃と同じ赤色大理石「ロッソ・ブロッカテロ」を使用。車寄せのデザインやエントランス天井のエッチングガラスなど、細部にまで当時の意匠を残し、帝国ホテルらしさと祇園の伝統を融合させた風格ある佇まいに。「梅の枝」「ちどり」など花街のモチーフが随所に見られるのも帝国ホテルの中では京都だけでしょう。

帝国ホテル京都のテラコッタ
外壁を飾るテラコッタも、弥栄会館時代のレリーフをほぼそのまま再利用したという
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ホテルの歴史の中で初めて“畳の客室”も!

建物は、弥栄会館の歴史を継ぐ「本棟」、当時の面影を残す客室を設えた「本棟保存」、祇園の町並みと調和するように新たに建てられた「北棟」の3つのエリアに分かれています。

客室は、建仁寺を望むバルコニー付きの部屋、祇園の伝統的な街並みと調和した部屋など、同じタイプがないと言えるほど各室でインテリアも眺望もさまざま。帝国ホテルでは初めて「畳」を用いた和室には、栗の木の「なぐり加工」や、東山の土を使用した左官壁など、日本の伝統美を重んじた職人仕事が取り入れられているのも特徴です。

帝国ホテル京都の部屋
広々とした畳敷きの空間で、まるで京町家で過ごすような祇園の日常に触れられる北棟グランドプレミア。宿泊料金は時期により変動するが、1室2名20万8800円~
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帝国ホテル京都の部屋
京都の街並みを一望できるグランドプレミアバルコニー付き
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帝国ホテル京都の部屋
弥栄スイートのバルコニーにはテーブルセットも置かれゆったりくつろげる
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帝国ホテル京都の部屋
弥栄スイートのリビングルーム。絨毯はハンドタフテッド(半手織り)という大変手間のかかる製法で織られたもの
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帝国ホテル京都の部屋
弥栄スイートのベッドルーム
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帝国ホテル京都の部屋
祇園甲部歌舞練場の大屋根が窓から見えるヘリテージジュニアスイート
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1泊300万円のインペリアルスイートとは

中でも、最上位となるインペリアルスイートは、128平米の部屋に加え、65平米のテラスが付き、北側からは京都市内とともに大文字も一望できます。リビングルームにはミニキッチン、バスルームにはミストサウナも完備。屋外に茶室のような小さなガゼボ(あずまや)もあり、和の風趣と洋の優雅さが美しく調和した空間です。料金は1泊300万円(時期により変動)。

帝国ホテル京都の部屋
最高の贅沢と至福の時間を過ごせるインペリアルスイートは入るだけでも感激
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帝国ホテル京都の部屋
バルコニー奥に見えるのがガゼボ。ミニバーが付いているので、夜風の中でお酒を楽しんでも
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宿泊者限定のバーとプールで極上の癒やしを

宿泊者限定のルーフトップバーは、シグネチャーカクテル「マウント 比叡」や帝国ホテルのオリジナルカクテル「マウント フジ」などをいただけるセミプライベート空間。地下にはウェルネスコーナーがあり、こちらも宿泊者限定でプール、フィットネス、温浴、スパトリートメント(宿泊者以外もOK)という4つのリラクゼーションを体験できます。

帝国ホテル京都のバー
帝国ホテル京都のバー
カクテル「マウント 比叡」3500円(中)は京都オリジナル
帝国ホテル京都のプール
プールなどのウェルネス施設は無料で利用できる(宿泊者限定)
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レストラン「練」と「弥栄」は宿泊者以外も利用可能!

嬉しいのが、宿泊者以外も利用できるレストランがあること。2階の「練」では、帝国ホテル 大阪で30年腕を振るったシェフが腕を振るうフランス料理のコースを楽しむことができます。カウンタースタイルのフランス料理は帝国ホテル史上初めてだそうです。

オールデイダイニング「弥栄」は、薪窯のライブキッチンで作りたてのグリル料理やハンバーガー、カレーといったメニューを提供。朝食は宿泊者のみですが、ランチ、ティー、ディナーは一般利用OK。祇園のど真ん中で休憩できる穴場スポットになりそうです。

帝国ホテル京都のバー
クラシカルなメインバー。7階からの夜景がカクテルに美しく映える
帝国ホテル京都のレストラン
「練」は季節のコース38000円~。七谷鴨や近江牛など地元食材ほか、毛蟹や手長海老など季節によりさまざまな全国の極上素材を用いた8品ほどが登場
帝国ホテル京都の料理
「弥栄」では薪窯でパテを焼き上げる弥栄バーガー4100円といったアラカルトや、ランチコース7800円〜、ディナーコース9700円〜などを用意。フレキシブルに使える
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90年にわたり祇園の地を見守ってきた弥栄会館。かつて劇場として賑わった場所が、時を経て国内外からの文化が交錯する拠点として蘇りました。レストランやバーはもちろん、憧れの客室で一度はゆったりと過ごしてみたいものですね。

帝国ホテル京都のスイーツ
1階ペストリーショップでは、京都オリジナルの焼き菓子や、帝国ホテル自慢の生菓子を販売。ミニブルーベリーパイ1620円(3個)は京都限定のミニサイズ
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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。