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手作り体験vol.4:丹波篠山の自然といちごジャム『(株)グリーンウッドファクトリー』

いま、企業がこぞって力を入れる体験型施設が人気です。関西在住のアラフォー編集者・おばやしが体験型施設に潜入し、 全力レポする連載「タンケン!タイケン教室」。第4回は、『株)グリーンウッドファクトリー』。一度は手にしたことのある「カンピー」やスーパーなどの様々なオリジナルジャムを製造している工場で、ジャム作りができる!と聞いて、2024年6月にスタートした体験に参加してきました。

ジャムを作りに丹波篠山へ

ジャムなんて家で煮詰めて作ったらええやん? わかりますわかります、そうですよね。でも、スーパーや小売店で必ずと言っていいほどお目にかかるあの有名ジャムを製造する工場で手作りジャムが作れる、と聞けば行くしかない! というわけでやってきました丹波篠山。自然が恋しくなる秋にはぴったりのエリア。ドライブを楽しみながらレッツらゴー。

グリーンウッドファクトリー外観
広い空に山並み。心も晴れやかにどうぞ!到着した工場は、 甲子園球場のグラウンド3つ分の大きさがあるそう。デカい!
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ジャム・スプレッドの製造販売を手掛ける『(株)グリーンウッドファクトリー』は各社のOEM(他社ブランド製品の製造)を担う会社として2023年10月に設立されました。
いわばジャム作りのプロ。この工場では、原料の選別から巨大な鍋での煮詰め、容器詰め、出荷までのラインを見学することができます。隣接する工房で実施しているのが、ジャム作り体験です。

グリーンウッドファクトリー工房
ここが今回の体験の舞台となる、平屋建ての工房。のどかな風景をバックに体験スタート。
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試食も◎実はお得!な体験

今回作るのはイチゴジャム。出来上がりの鮮やかな色を想定してブレンドされたイチゴは、体験時は丹波篠山産の紅ほっぺや恋みのりなど。用意されたタッパには冷凍&解凍された約500gがどどん! 太っ腹である。

鍋に移したら、火にかけてグラニュー糖を少しずつまぜまぜしていきます。工房のスタッフが、タイミングでイチゴの風味を飛ばし過ぎないよう火加減を細かく伝えてくれるので安心♪

ジャムを作る工程
ジャムを作る工程
ジャムを作る工程
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この作業を数回繰り返していくなかで、糖度計を使って甘さをチェック。こんな機械で測るんですよ。長方形の部分に液体を垂らして万華鏡を覗く感じで中を見ればこんな感じ。青と白の境界線あたりが現在の糖度を示していて、どんどん甘くなっていくのが目で分かります。おもしろーい。最終的には一番右ぐらいの糖度に。

ジャムの糖度を図る
糖度計にちょっぴりジャムをたらしてから、レンズを覗くと、下の写真のような目盛りが見える。
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ジャムの糖度目盛り
糖度は50度を目指して甘さを調整していく。
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基本的に一人一鍋なので、じっくり体験できるのもうれしいポイント。
食感を残したければあまり触らずに煮詰めること。ジャムの粘度をしっかり出したければある程度潰したほうがよいとのこと。

イチゴの様子を伺いながら煮ていると…ずっと鍋と向き合っているからでしょうか? なんていうんでしょう、こう心が整う感じ…? がするというか。無心になっているのかしら。ジャム作りでこんな気持ちになるなんて。

ジャムを煮込む
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最後にレモン果汁を加えて泡をすくったら、いったん完成。レードルで瓶に移していきます。180gの小瓶が3つ! またまた太っ腹である。鍋に残った出来立てジャムは、用意されたパンで拭って試食ができる。地元の福祉施設「ワーキングたんば」製のこの食パンがまたおいしいの!

ジャムを作る
泡をすくって…
ジャムを作る
瓶に詰める。
ジャムを作る
瓶に入らなかった分が試食用。レードルからダイレクトにジャムをのせる。これぞ手作りの醍醐味!
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ここまで約1時間の作業。殺菌消毒してもらっている間に隣の工場で巨大ラインを見学し、工房に戻ってラベリングして完成! ラベルは「篠山タータン」柄があしらわれていてかわいい。

工場見学
100m走ができそうなくらい長い廊下を歩きながら、ジャム工場を見学。
ジャム完成
ちなみに手作りしたこのジャムがおいしくなるのは、瓶詰めから2日後ぐらいとのこと。帰ってからの楽しみも一緒に持ち帰れます。
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ジャム作り体験者と工場見学者のみ、入口で同社の扱う製品が購入できるのでお土産にも。

ジャム購入
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丹波篠山行くなら寄ってって~予約方法~

体験名:ジャムづくり体験
料金:1人(ジャム3瓶) 1000円 ※中学生以上(小学生は保護者同伴で3人まで1組で参加可能)
体験スケジュール:火・木曜の10:00~、13:30~(各回10人)
  約1時間50分 ※コース内容…概要説明(10分)、ジャム作り(60分)、工場見学(30分)、買い物とジャムの受け渡し(10分)
持ちもの:エプロン、ジャムを持ち帰るための袋、上履き(小学生以下)
※事前支払い(ホームページでネット決済、キャンセル不可)
予約はこちら

グリーンウッドファクトリー撮影スポット
撮影スポットでパシャリ。グリーンがまぶしい。
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いま大人気の手作り体験を全力レポート!!連載「タンケン!タイケン教室」

詳しくはこちら

writer

おばやし零余子

obayashi

兵庫県宝塚市在住の独身アラフォー編集者。酒と酒場好きで、年々大きくなる身体に危機感を覚え山登りに目覚めるが、一向に痩せる気配なし。最後の晩餐は雑煮。