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『自家製麺 杵屋』で店さながらのうどんづくり。きつねうどん定食を【手作り体験】

大阪・関西万博が終わって約3カ月。その万博会場でも大人気だったのが、手打ちうどんチェーン『自家製麺 杵屋』のうどん打ち教室。万博閉幕後の11月には、満を持してパワーアップしたプログラムがスタート!ということで、2時間みっちり体験してきました。

ハイライトが目白押し!のうどんづくり

広いタイケン会場に着くと、ふわわわ~んと漂う良い香り。
「お店と同じ、宗田ガツオとサバ節からとるだし。朝からここで仕込んでいます」とのこと。『自家製麺 杵屋』といえば、讃岐うどんをベースにした自家製麺と関西風の出汁がウリの日本初の手打ちうどんチェーン。しかもレクチャーしてくれるのは、全国で実際にお店に立つプロフェッショナルときた。なんと贅沢なタイケンだろうか?

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」内観
黒帯ならぬ黒法被姿の師匠方がスタンバイ。
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まずは中力粉と塩水を攪拌する作業から。まさにイチから作るのね…小さい子どもも参加しているけど、みんな無事にできるかしら?

「もちもちツヤツヤのうどん、最後はピカピカのうどんができたら大成功!さぁOKですか~? ゴールは、ここでとっただしで作るうどんとかやくご飯で『きつねうどん定食』ですよ~」 ノリノリの師匠が挑戦をあおってくる。法被を羽織って、気合い入るわ~。

ボウルに入った中力粉に塩水を入れつつ、馴染ませるようにサワサワとかき混ぜる。うーん、気持ちいい!小さな塊ができてきたところで師匠。「はーい、業務連絡でーす。急にお子様の機嫌が悪くなる可能性があります。手がねちゃねちゃになるので、お気をつけください~でも気持ちいいですよ~」。

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」かき混ぜる
大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」イメージ
塊をちぎりながらまとめていると、心なしか黄色っぽくなってきた。「うっすらとうどんの香りがしてくるはずですよ~」との教えを聞きつつ、ビニール袋へ。今はまだダマダマバサバサだが果たして…。
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まとまったらビニール袋に入れて、いよいよコシを出すための「足踏み」。いきなりハイライト来たゾ。
「普段は食べ物を踏むのは絶対ダメ!ですけど、これは昔からの料理方法。皆さん、ここでおいしいうどんができるかの違いが出ます!」と師匠の実演スタート。
ビニールに中央に中力粉の塊を置き、踏んで広げるイメージ。最初だけ優しく踏み、固める感じで1~2分。いったん出して、くるくると巻いてまた踏む…を3回繰り返す。軸足から横に滑らせるスケート選手的な気持ちの動きで伸ばして…。
ちょっと!なんかおいしそうになってきたよ!ね?

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」足踏み
ある程度固まったら「大人はゆっくり優しく回数を多めに。体重の軽い子どもはめいっぱいニャンニャンと踏んでください」と細かく指導してくれる。足裏から体温が伝わりコシが出るだけでなく、熟成も進むのだとか。シワの多いほうを内側にしてしばし熟成させる。
大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」生地を巻く
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麺を熟成させているあいだ、きつね揚げやかやくご飯の仕込みを並行して行う。普段の台所でお母さんがやっているであろう「同時調理」な感じだから、子どもにはホント良い経験だわね。目線も変わって飽きないのがいい。

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」かやくご飯
きつね揚げとかやくご飯の調理。具材、ざらめや醤油などの調味料を入れる簡単な作業だが、子どもには貴重な経験で皆真剣に取り組んでいた。秘伝レシピ・きつね揚げの隠し味は「酢」。
大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」かやくご飯と炊飯器
大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」きつね揚げ
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盛り上がる!真剣勝負の麺切り

そしてまたうどんづくりに戻る。忙しいッ!!
「いよいよ最後のもちもちつるつるの仕上げに入っていきます!」
師匠の力強い言葉に、途切れかけていた集中力が戻ってきた。

袋から出してシワのある方を内側にして折る。折り目を下にして、両手でプッシュ。
「はい、これはとても綺麗です」「上手!ほら!これぐらいの厚みとか、上手!」師匠のポジティブ誘導に俄然やる気もムクムク。
「餃子のようにひだをつくって丸めると…豚まん、いやうどん玉の出来上がり~」。

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」うどん玉
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大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」小麦粉をこねたもの
ポイントは「しっかりと手の体温を伝えてくださいね」。師匠、聞いてください。ワタシ豚まん作ったことあるんです!任せて!ツルツルのうどん玉は愛情もこもって、なんだかカワイイ。
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そして最後にもう一度、足踏み入りま~す!
今度はかかとを円の中心に軸足に置く。円を描くように足を回転させて、生地を丸く成形していく。「お子さんはこうしてペンギンでやってください~」。子どもじゃないけどペンギン、やるっきゃない。

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」足踏み
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足であらかた広げ、麺棒で伸ばしてさらに薄く広げたらいよいよ麺をカットする。

刃の持ち手はずっしり。店で使用されている麺カッターは、刃が下りると自然と幅が進んでいく仕組み。刃だからもちろんキケンだけど、師匠が付きっきりでリズムを取りながら見守ってくれる(というより音頭を取ってくれる)から安心・安全♪

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」綿棒で伸ばす
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大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」麺をカットする
太麺にしたければ高く、細麺にしたければ低く刃を落とすといい。速さではなく「リズム」。「はい、トントントントン!上手!ほらカメラ見て!」とシャッターチャンスまで教えてくれる爆笑の麺切り。万博でのべ13000人を指導した宮尾哲夫さんは、この道30年のプロフェッショナル。気持ちのよい潔い話術は「生まれつきです」とのこと。
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もはやランチ?の試食で大満足

続いて、カットした麺を茹で、流水で余分な粉を洗う。丼と麺を温めてもらって、だしを注いで…ついに完成!

「つい1時間前まで粉と塩をやったものが、ほら!うどんになりまーす。できたてのおいしいうどんを召し上がってください」。

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」つやっつやのうどん
「この幅なら茹で時間は13分ぐらいかな?」と師匠がタイマーをセット。大鍋で茹で、すぐさま流水へ。つやっつやのうどんの完成!大きくカットした“一反木綿”はお茶目な師匠のサービス。こんなタイケン、なかなかできない。
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麺は不揃いなところもあるし若干ちぢれてはいるけど、れっきとしたきつねうどんである。つるつるで喉ごしもいい!定食1800円でどう?
おいしいよぅ…丁寧に引かれただしが沁みるよぅ…踏んでこねてカットして…頑張って良かったよぅ…!大人でも達成感が半端ない。
ハイライト満載、気持ちもお腹も大満足の2時間。
全世代に大人気の理由はぜひタイケンで!

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」きつねうどん定食の完成
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「うどん打ち教室」の予約方法は

実際に店舗で使われる調理器具を駆使しての本格うどん打ち体験。調理方法や『自家製麺 杵屋』の手仕事のレクチャーのほか、万博ではなかった栄養素やきつねうどんの「きつね」のヒミツやかやくご飯の由来など、回によって様々な豆知識を披露してくれる。全世代向けの食育体験としても◎。大人気につき現在2月まで満席ですが、3月以降の予約枠については1月中に専用ページにてお知らせされるとのこと。詳細はこまめにページをチェックしてみてください!

体験名:杵屋うどん打ち教室
体験内容:手打ちうどん作り、きつね揚げ仕込み、かやくご飯仕込み、試食
体験スケジュール:
午前の部 10:30~12:30
午後の部 15:00~17:00
※日程により異なります

定員:各回24名
所要時間:約120分
料金:大人(中学生以上)1名3500円、子ども1500円(子どものみの参加は不可)
公式サイト:https://www.gourmet-kineya-hd.co.jp/udon-workshop/

詳細・予約はこちらから(予約状況も確認できます)

大阪『自家製麺 杵屋』「うどん打ち教室」法被
どうです、職人の背中っぽいでしょ?遠くで黒法被の師匠が気にしてくれているのがポイント。由来についての話も楽しい。きつね=「ネズミ」にあり?かやく=大阪ならではの意味が?
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writer

おばやし零余子

obayashi mukago

兵庫県宝塚市在住の独身アラフォー編集者。酒と酒場好きで、年々大きくなる身体に危機感を覚え山登りに目覚めるが、一向に痩せる気配なし。最後の晩餐は雑煮。