箕面の自然を前に、大満足のお弁当&天ぷら。大阪・箕面『天麩羅うえの』/子どもとごはんvol.21
今回は日本料理店『一汁二菜うえの』が2025年4月に展開した天ぷら専門店『天麩羅うえの』へ。カウンター越しに職人が目の前で揚げてくれる天ぷらを子どもも一緒に堪能可能。行き帰りには箕面山や大滝への散策や昆虫館も。夏は川遊びと併せて訪れてみて。
日本料理店による天ぷら専門店が誕生
大阪府箕面市の国定公園の一角にある箕面公園。83.8 ヘクタールもの敷地内には『日本の滝百選』に選定される箕面大滝や子どもたちから大人気の『箕面昆虫館』などが。
そんな箕面大滝へと続く滝道に、2025年4月、新たな天ぷら専門店が誕生した。
展開したのは1998年の開業以来、北摂で愛される日本料理店『一汁二菜うえの』だ。
本店や箕面店の会席コースに登場する評判の天ぷらを、ゆったり楽しめるようにと専門店化したのがこちら。箕面店の隣にあった『カフェ&ギャラリー ゆずりは』を同じ建物の2階へと移し、1階のカウンター席をリニューアル。洗練のカウンター天ぷら専門店へと生まれ変わった。
20年以上の実績が生んだ、子どもにこそ本物を
足を踏み入れると目に入る輪島塗のカウンターは漆職人が泊まり込みで幾重にも漆を塗り重ねて完成させたという、まさしく工芸品。目の前の全面ガラス窓からは四季折々の山の緑がまぶしく、特に春は藤の花が咲き乱れるという。
そんな洗練の空間にして驚くのが、子連れウェルカムのスタンスだ。
「当グループは全店、お子様連れを歓迎しており、各店舗にお子様メニューがあります。
これは、小さい頃から和食に触れる機会を作り、子どもたちにこそ本物の和食を食べてほしい、という当主・上野法男の想いから。そのために、自分たち料理人ができることに取り組みたいと考えています」と法男さんの息子で、若主人の上野純平さん。
『天麩羅うえの』には、未就学児や小学校低学年までに嬉しい「ミニ弁当」と小学校高学年に嬉しい「松花堂弁当」の2種類が用意されている。店はカウンターのみで最大10名までだが、子どもも交えた2世帯、3世帯の貸切りも多い。
カスタマイズやお食い初めにも対応
小学校低学年までの子どもにおすすめの「ミニ弁当」は、ハンバーグやエビフライ、唐揚げ、ウインナーといった子どもが大好きな品を中心に、出汁巻きたまごやほうれん草のおひたし、サツマイモの蜜煮「丸十」などが。特に一番だしにこだわるうどんは、子どもたちに大人気だ。
すべて手作りであることはもちろん、『一汁二菜うえの』が大切にするだしを味わえる和食の数々が嬉しい。
しかも季節のフルーツは、子どもが食べやすいよう小さくカットしてくれている。
食べきれない子には持ち帰りにしてくるサービスもありがたい。
小学校中学年〜高学年には「松花堂弁当」を。刺身など、より大人に近い質とボリュームで、本格的な和食の味わいを楽しむことができる。
さらに、大人と同じ天ぷらを食べたい場合は、天ぷら1個から追加注文が可能。例えば、こちらのサツマイモの天ぷらは、サツマイモを蜜で煮た日本料理「丸十」に衣をつけて揚げ、サツマイモの魅力を最大限に引き出した天ぷら。
若き料理長・濱田和希さんが、素材の水分量を緻密に計算しつつ目の前で揚げる職人技を見るのも楽しい。
「当グループでは、NOと言うことがありません。どんなご要望でもできる限りお客様のご要望にお応えすることを大切にしてきました」と純平さん。
子どもが食べられる素材や料理といった個別の相談もOK。お食い初めや七五三といった家族の節目の儀式にも、電話相談で細やかに応じてくれる。
箕面公園の自然とセットで1日を満喫
四季を望む大きな窓からは、昼は心地いい柔らかな光が、夜は幻想的なライトアップが堪能可能。4月は目の前に藤の花が咲き、5月は新緑が映える季節だ。6月には真下に流れる箕面川で蛍の鑑賞、夏は川遊びもできるとか。
近隣の昆虫館や滝道を散策した前後に立ち寄れるため、この地ならではの特別な休日コースを楽しみたい。
子連れに嬉しいポイントまとめ
・子ども用メニュー(ミニ弁当・松花堂弁当)あり
・子ども用のカトラリーあり
・お食い初めやカスタマイズ対応可能(要電話相談)
・小上がりの畳に赤ちゃんを寝かせることができる(掘り炬燵のため要注意)
・箕面公園の敷地内にあるため子どもがぐずったら外で遊べる
・近くに「昆虫館」が
・7名〜最大10名までの貸切りも可能
data
- 店名
- 天麩羅うえの
- 住所
- 大阪府箕面市箕面公園2-5
- 電話番号
- 072-737-8072
- 営業時間
- 11:30〜14:00LO、 18:00〜20:00LO
- 定休日
- 火曜(火曜日が祝日の場合、翌日休)
- 交通
- 阪急箕面駅から徒歩8分
- 席数
- カウンター7席 (最大10席まで対応可能)

writer

佐藤 良子
satoryoko
料理取材に徹して20年の食ライター。歴史が好きなため、料理史の観点から見るレストラン取材がライフワーク。日々賑やかな小学生2児の母。
instagram@ryocosugar
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