居酒屋『燗の美穂』のチーズ豆腐

居酒屋『燗の美穂』のチーズ豆腐

あまからCookingアーカイブ

2022.12.07

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったメニューを人気料理人に教わる、『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)より、今作りたい簡単レシピをご紹介していきます。第6回目は燗酒に寄り添う簡単なアテを、居酒屋『燗の美穂』の店主・中村美穂さんに教わりました。

目次

燗酒の季節がやってきた 懐深い、名作アテ チーズ豆腐のレシピ 店舗情報

燗酒の季節がやってきた

寒さが増してくると恋しくなるあったか~いお酒。ふくよかな味わいで口当たりまろやか、身体に馴染む飲み心地。身体も温まって癒されますよね。日向燗(30℃)、人肌燗(35℃)、ぬる燗(40℃)、上燗(45℃)、熱燗(50℃)、飛び切り燗(55℃)と、温度帯で名前と香りや味わいが異なるのもいいですよね。

そんな燗酒の魅力をとことん伝えてくれる名居酒屋が、その名も『燗(かん)の美穂』さんです。

懐深い、名作アテ

お店でも付き出しで提供しているという、濃厚でクリーミーな「チーズ豆腐」。大豆の旨みとチーズの酸味がまろやかにとろけ合う名作アテです。

「特に関西の酒は丁寧に造られているものが多いので、高温にしても香りが飛ばないし、味が締まりますよ」と中村さん。チーズ豆腐には「奥播磨」や「奥鹿」など、30~70℃とあらゆる温度帯で美味しさを発揮する長期熟成のお酒がマッチするとか。

温めてゼラチンで固めるだけ、作り置きもできる簡単メニュー。ガス火で丁寧に温めた酒とゆるゆると味わってください。

『燗の美穂』の中村美穂さん大国町『山中酒の店』直営の居酒屋で勤務するうちに、日本酒の奥深さに魅了、蔵元との繋がり、燗酒の万能性に開眼する。2010年に、燗酒に特化した自店を博労町でオープン。2020年6月に谷町六丁目へ移転。70種以上の銘柄を揃え、現在は、生酒も生酛も70℃近くまで上げる“責めの燗”で燗上がりの味わいを提案中。

チーズ豆腐のレシピ

チーズ豆腐

【材料】4人分

豆乳…300㎖
クリームチーズ(室温に戻し、3cm角に切る)…200g
塩…小さじ1弱
板ゼラチン(水で戻す)…10g
本ワサビ(すりおろす)…適量

【作り方】

鍋に豆乳を入れて弱火にかけ、クリームチーズを加えてゆっくり混ぜながら溶かす。全体がふつふつとしてきたら、塩、水気を切った板ゼラチンを加えて混ぜながら溶かし、火を止める。
①をザルで漉しながらバットに流し入れる。粗熱を取り、冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。
②をスプーンですくって器に盛り、本ワサビを添える。

板ゼラチンを溶かす極弱火で加熱し、板ゼラチンをゆっくり溶かしていきます。口溶けなめらかな仕上がりに。

【今回使用したコンロはコチラ】
クラスSプレミア Rシリーズ- ガスコンロ
※2017年3月号掲載レシピのため、機種が異なる場合があります。

■店名
『燗の美穂』
■詳細
【住所】大阪市中央区安堂寺町2-2-14
【電話番号】06-7222-2510
【営業時間】16:00~21:00LO(日曜は15:00~21:00LO)
【定休日】水曜、第3木曜
【メニュー】本日のお付き出し3品660円、まぐろらっきょ和え990円。燗酒1本(150ml)780円~。

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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