『BANDA』のチリンドロン

『BANDA』のチリンドロン

あまからCookingアーカイブ

2023.03.28

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:宮本 進

大阪ガスの最新Siセンサーコンロの機能を使ったメニューを人気料理人に教わる、『あまからCooking』(『あまから手帖』で連載中)。今月は、グリル機能やコンロの便利機能を使った、毎日の料理に役に立つ魚介と肉のレシピをお届けしています。

目次

「ザ・ココット」とは? スペアリブとニンニクのスープのレシピ 店舗情報

「ザ・ココット」とは?

大阪ガスの最新Siセンサーコンロ、クラスSプレミア[R]シリーズ。プロの料理人も太鼓判を押す多彩な調理機能を搭載しています。「ザ・ココット」はコンロでもグリルでも使える付属の深型調理容器。グリルでは150~250℃までの温度が選べ、15~60分までの調理タイマーの設定ができ、まるでオーブンのようにパンやケーキが焼ける優れもの。「食材を入れて加熱するだけで、途中の火加減調節も要らず、理想的な火入れができる」とプロも絶賛する専用のコンロ&グリル調理容器です。

今回は、その調理容器「ザ・ココット」を使った、スペイン・北東部アラゴン地方の煮込み料理「チリンドロン」を、『BANDA』の店主・平野恭誉(やすたか)さんに教えていただきました。チリンドロンとはトランプ遊びのこと。色とりどりの野菜が、カードを並べた様子に見えることが名前の由来とか。材料は鶏肉、パプリカ、玉ネギ、トマトなど普段使いの食材を、赤ワインで煮込むだけの簡単メニュー! ワインのお供に、今晩のおかずにもどうぞ。

チリンドロンのレシピ

チリンドロン

【材料】4人分

鶏モモ肉(6等分に切る)…1枚(約400g)

〈A〉
玉ネギ(スライス)・パプリカ(赤・黄、1㎝幅に切る)…各60g
ニンニク(みじん切り)…3g
シメジ(石突きを取ってほぐす)…50g

〈B〉
トマト(ひと口大に切る)…200g
ローズマリー…1本
ローリエ…1枚
塩…小さじ1/2
赤ワイン…120㎖

オリーブ油…大さじ2
塩・EXVオリーブ油・イタリアンパセリ(みじん切り)…各適量

【作り方】

鶏モモ肉の全体に塩を振る。「ザ・ココット」にオリーブ油を入れて熱し、鶏モモ肉の皮目を下にして中強火で焼く。焼き色が付いたらひっくり返し、両面こんがりと焼き目が付いたら取り出す。
①の「ザ・ココット」に〈A〉を入れ、しんなりとするまで炒める。〈B〉を加えて混ぜ、沸いたらコンロタイマーを「5分」に設定してアルコールをしっかり飛ばす。
②に①を加えて蓋をし、水なし両面焼グリルに入れる。「タイマー・温度」メニューの「ザ・ココット」を選択、温度を「160℃」、タイマーを「15分」に設定して煮込む。蓋を開け、全体を混ぜてから塩で味を調える。
器に③を盛り、EXVオリーブ油を回しかけ、イタリアンパセリを散らす。

「ザ・ココット」で食材を煮る

スペインバル『BANDA』の平野恭誉さん『BANDA』店主 平野恭誉さん
京都のイタリア料理店で修業後、スペイン・バルセロナの有名レストランで1年経験を積む。2011年に福島にバルを開店。本場の郷土料理を親しみやすい味に昇華して提供し、話題を集める。現在、系列4店舗も営む。

■店名
『BANDA』
■詳細
【住所】大阪府大阪市福島区福島7-8-6
【電話番号】06-7651-2252
【営業時間】15:00~23:00(フードLO、ドリンクは23:30LO)
【定休日】日曜

掲載号
あまから手帖2021年6月/見て、食べて感じる海の向こう側 World dishes!

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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