『日本料理 子孫(こまご)』のサワラの松葉焼き

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、関西を代表する料亭の一つ、西宮市甲陽園の『日本料理 子孫(こまご)』のご主人・藤原研一さん。この冬のおもてなしにも活用できる、旬の食材を使った端正な料理を教えていただきました。最初にご紹介するのは、松葉を使ったサワラの簡単蒸し焼き。松葉の香りを纏ったサワラの旨み、ニンジンの甘みや瑞々しいエリンギを、シンプルにポン酢でいただきます。ポン酢は調味料を合わせるだけなので手造りすると香りよく仕上がりますよ。

材料

  • 4人分
    サワラ(切り身)…4切れ(約200g)
    金時人参…1/2本
    エリンギ…2本
    粗塩…500g
    松葉(笹の葉でも可)…70g
    塩・ポン酢(※下記参照、市販品で可)…各適量

    ●ポン酢の作り方(作りやすい分量)
    鍋に醤油40㎖、淡口醤油と酒を各20㎖ずつ入れて沸かし、アルコールを飛ばす。冷めたら調味液と同量のスダチ果汁を加えて混ぜる(※冷蔵で1カ月保存可)。

作り方

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金時人参は棒状の斜め切りにし、硬めに下茹でする。エリンギは縦4等分に裂く。
金時人参を茹でる
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2
「ザ・ココット」に粗塩を敷き、松葉をまんべんなくのせる。軽く塩をしたサワラと①を並べ、水100㎖を注いで蓋をする。水なし両面焼グリルに入れて点火し、「ザ・ココット」のタイマーを15分に設定して蒸し焼きにする。
「ザ・ココット」で蒸し焼きにする
コンロでもグリルでも使用できる調理鍋「ザ・ココット」。グリルで使用すると上下からのガス火で加熱調理ができ、シンプルな蒸し焼きも素材の旨みを凝縮させながらふっくらと仕上がります。
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3
蓋を開けて具材をきれいに並べ、ポン酢を別添えする。
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profile

『日本料理 子孫(こまご)』店主

藤原研一さん

1967年生まれ、兵庫県出身。高校卒業後、滋賀県八日市の名料亭『招福楼』に修業に入る。料理だけでなく、茶の湯の精神に基づいた“料亭のもてなし”を15年間学び、2002年、35歳で独立。祖父・父が営んでいた料理旅館跡地に数寄屋造りの一軒家を構え、『日本料理 子孫』を開店。緻密かつ真っ当な仕事で、日本の四季を料理に映しつつ、独自性も織り込んだ懐石料理に定評がある。国内外から食通や著名人も多く訪れる。※要予約。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。