『スタンド うつつよ』の鰆たたきと蕪のグリル どぶポン酢で

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、大阪市で唯一のどぶろく醸造所を併設する『スタンド うつつよ』の店主・藤井章弘さん。どぶろくとは醪(もろみ)を搾らずに造る、米の粒感を感じられる濁り酒のこと。今回はどぶろく屋ならではの酒肴を教えていただきました。 お造りに添えるポン酢をアレンジ。煮切ったどぶろくを加え、深みのある味わいの“どぶポン酢”に! 香ばしく焼き上げたサワラとカブラの凝縮した旨みをぐっと持ち上げてくれます。煮切りどぶろくは、料理に甘み、深み、コクをプラスしてくれる万能調味料になりますよ。

材料

  • 4人分
    サワラ(刺身用)…150g
    カブラ…1個(約200g、皮を剥いて6等分のくし切り)
    [A]煮切りどぶろく(どぶろくを強火で沸騰させ、液面の炎が消えてアルコールが飛ぶまで加熱する)…20㎖
    [A]ポン酢(市販品)…40㎖
    塩・オリーブ油・ミョウガ(小口切りにして水にさらす)…各適量

作り方

1
サワラは塩をややしっかり振って串を打つ。「あぶり高温炒めモード」に設定した直火で、表面を炙る。粗熱を取り、好みの幅に切る。
サワラを炙る
強火のまま調理できる「あぶり高温炒めモード」を使い、ガスの直火で一気に香ばしく焼き上げます。脂が温度センサーに落ちないように注意。
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2
カブラの表面にオリーブ油をまぶして軽く塩を振り、「ココットプレート」に並べる。水なし両面焼グリルに入れて点火し、「プレート」を選択、タイマーを7分に設定して焼く。ひと口大に切る。
ココットプレートでカブを焼く
「ココットプレート」で手軽に香ばしく焼くことができます。使用後のグリルのお手入れもプレートを洗うだけと簡単。
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3
[A]を混ぜ合わせる(※冷蔵で約1週間保存可。サラダにかけても)。
どぶろくを煮切る
煮切りどぶろくは、どぶろくを強火で沸騰させて、液面の炎が消えてアルコールが飛び、半量ぐらいになるまで加熱を。
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4
器に①、②、ミョウガを盛り、③を別添えする。
鰆たたきと蕪のグリル どぶポン酢での完成
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profile

『スタンド うつつよ』店主

藤井章弘さん

香川県出身。辻調理師専門学校卒業後、フレンチの名店などで修業。その後、居酒屋を志し、酒屋『山中酒の店』系列店で腕を磨き、2011年に大阪・本町に『日本酒餐昧 うつつよ』を開店。日本酒を60種以上揃え、和洋の要素を取り入れた酒肴で支持を集める。さらに岩手・遠野でどぶろくを醸す『とおの屋 要』の佐々木要太郎さんとの出会いからどぶろくに魅了され、23年、大阪で唯一のどぶろく醸造所を開業。併設の立ち飲み『スタンド うつつよ』では、フレッシュなどぶろくをスタッフの山下 悠さんの手による気の利いたアテと共に提供し、新たなファンを掴んでいる。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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writer

amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。