『スタンド うつつよ』の牡蛎せん

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、大阪市で唯一のどぶろく醸造所を併設する『スタンド うつつよ』の店主・藤井章弘さん。どぶろくとは醪(もろみ)を搾らずに造る、米の粒感を感じられる濁り酒のこと。今回はどぶろく屋ならではの酒肴を教えていただきました。たこせんならぬ牡蛎せんをご紹介。濃厚な牡蛎の風味をふわふわ玉子で包んで、たこせんにのせたスナック感覚のアテ。大らかなどぶろくにぴったりです。

材料

  • 4人分
    牡蛎…12〜16粒
    卵…4個
    たこせんべい(大きめのものを半分に割る)…2枚
    [A]昆布だし…50㎖
    [A]酒…大さじ1
    [B]淡口醤油・みりん…各小さじ1
    サラダ油・タレ(※下記参照。市販のお好みソースでも可)、マヨネーズ、青海苔…各適量

    ●タレの作り方(作りやすい分量)
    鍋に淡口醤油・濃口醤油・みりん各180㎖、きび砂糖150gを入れ、極弱火で15〜30分加熱する(※常温で約1カ月保存可。照り焼きなどに)。

作り方

1
きれいに洗った牡蛎を[A]と共に鍋に入れ、中火で加熱する。沸いたらアクを取り、[B]を加えて煮立たせる。
牡蛎を煮る
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2
フライパンにサラダ油小さじ1を熱し、「あぶり高温炒めモード」に設定する。卵1個を溶いて流し入れ、水気を切った1/4量の①を加えて、フライパンをゆすりながら半熟に焼く。これを4個分作る。
半熟の玉子焼きを作る
玉子焼きは高温でさっと半熟にふんわりと仕上げます。「あぶり高温炒めモード」なら、フライパンを煽っても250℃以上の高温が維持されます。
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3
器にたこせんべいを盛り、②をのせる。タレ、マヨネーズ、青海苔をかける。
牡蛎せんの完成
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profile

『スタンド うつつよ』店主

藤井章弘さん

香川県出身。辻調理師専門学校卒業後、フレンチの名店などで修業。その後、居酒屋を志し、酒屋『山中酒の店』系列店で腕を磨き、2011年に大阪・本町に『日本酒餐昧 うつつよ』を開店。日本酒を60種以上揃え、和洋の要素を取り入れた酒肴で支持を集める。さらに岩手・遠野でどぶろくを醸す『とおの屋 要』の佐々木要太郎さんとの出会いからどぶろくに魅了され、23年、大阪で唯一のどぶろく醸造所を開業。併設の立ち飲み『スタンド うつつよ』では、フレッシュなどぶろくをスタッフの山下 悠さんの手による気の利いたアテと共に提供し、新たなファンを掴んでいる。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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writer

amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。