
『洋食堂のろ』の白いミネストローネ
有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、京都で話題の新店『洋食堂のろ』の料理長・河野竜二シェフに、イタリア料理のテイストを交えた、洋食レシピを考えていただきました。定番のトマトは使わずに、香味野菜のだしを際立たせた“白い”ミネストローネをご紹介します。野菜の皮まで使っているので、風味も栄養も豊かな滋味深い味わいです。
材料
- 4〜5人分
[A]玉ネギ…70g
[A]セロリ…30g
[A]ニンジン…60g
[A]キャベツ…40g
[B]アスパラガス…60g
[B]サヤインゲン…60g
[B]ブロッコリー…60g
〈ハーブオイル〉
ニンニク…5g
エシャロット…10g
ローズマリー…1〜2枝
タイム…1〜2枝
オリーブ油…35g
EXVオリーブ油…15g
塩・EXVオリーブ油…適宜
バゲット(スライス)…適量
作り方
- 1
- ハーブオイルを作る。材料を小鍋に合わせ、コンロタイマーを10分に設定して弱火にかける。消火したらそのまま常温で冷ましておく。
- 2
- 野菜をすべて1㎝角に切り揃える。玉ネギの薄皮やキャベツの芯などは別にとっておく。
- 3
- 野菜だしを作る。②でとっておいた野菜の皮や芯などを小鍋に合わせ、ひたひたに水(500㎖前後)を加える。コンロタイマーを15分に設定して中火にかけ、ザルで漉す。
- 4
- フライパンにEXVオリーブ油を熱し、②の[A]を中火で炒める。玉ネギがしんなりしてきたら③のだし300g、②の[B]を加えてひと煮する。
- 5
- ④の半量を野菜ごとミキサーにかけてピューレ状にし、漉した①を少しずつ加え混ぜて乳化させる。残りの④に戻して混ぜ合わせ、塩で味を調える。
- 6
- バゲットを「ココットプレート」に並べる。水なし両面焼グリルに入れて点火し、オートメニュー「トースト」を選択、焼き加減「標準」に設定して焼く。
- 7
- ⑤を器に盛り、⑥を添える。
profile

『洋食堂のろ』料理長
河野竜二さん
「アマン京都」や東京の「フォーシーズンズホテル」など、有名ホテルで15年以上腕を磨いていた中、ふとしたことで『リストランテ野呂』のオーナー・野呂和美シェフと意気投合。2024年に開店した姉妹店『洋食堂のろ』の料理長に就任する。自家製デミグラスソースに赤味噌で味に奥行きを出した煮込みハンバーグや12種類の野菜と特製ハーブオイルを使ったミネストローネなど、洋食の定番をベースに長年感性を磨いたイタリア料理の要素を適度に織り交ぜて、本店とはまた違う独自の洋食を描いている。
data
- 店名
- 洋食堂のろ
- 住所
- 京都府京都市中京区玉蔵町115-1 WAKOビル1階
- 電話番号
- 075-746-6900
- 営業時間
- 11:30〜13:00(LO)、17:00〜20:00(LO)
- 定休日
- 月曜、月1回火曜
- 交通
- 烏丸御池駅から7分
- https://www.instagram.com/yoshokudonoro/

writer

amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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