日本料理『慶喜』の蛤と蕪のクレソン和え

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。指南役・日本料理店『慶喜(よしのぶ)』の店主・石橋慶喜(けいき)さんに、下ごしらえをした食材を混ぜ合わせるだけの、ひと味違った翡翠色の和え衣の一品を教えていただきました。
翡翠色の正体は、クレソン。「木ノ芽和えの感覚でクレソンを使いました。太白ゴマ油を加えて乳化させると、和え衣になりますよ」と石橋さん。グリル用調理容器(深型鍋)でハマグリとカブと蒸し煮にして、その蒸し汁とクレソンをピューレにして和え衣にしています。クレソンの清々しさに、ハマグリの旨みが染みわたる滋味深い一品。ちょっと贅沢な春の和え物をお楽しみください。

材料

  • 4人分
    ハマグリ…12粒(720g)
    カブ(葉付き)…1個(200g)
    クレソン…35g
    酒…30ml
    太白ゴマ油…40ml

作り方

1
砂抜きしたハマグリ、くし形に切ったカブをグリル用調理容器(深型鍋)に入れ、酒を振りかけて蓋をする。水なし両面焼グリルに入れて「ココットダッチオーブン」モードを選択。グリルタイマーを10分に設定して蒸し焼きにする。
2
蓋を開け、ザク切りにしたカブの軸を加え、余熱で5分前後おく。ハマグリは殻から身を外し、蒸し汁は別にして1/3量になるまで煮詰める。
3
クレソン、②の蒸し汁、太白ゴマ油をミキサーなどにかけてピューレ状にする。
蛤と蕪のクレソン和えのレシピ、ピューレ状にする
グリル用調理容器を使えば、ハマグリの酒蒸しもわずか10分の火入れで、身がプリプリとした食感に。余熱効果でカブもほどよく柔らかく仕上がります。
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4
②のカブ、ハマグリを③で和えて、器に盛る。
蛤と蕪のクレソン和えのレシピ
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profile

『慶喜』店主

石橋慶喜さん

北海道・函館出身。20代後半から修業を始め、北新地で独立。端正な中にほんの少し遊びを加えたセンスある料理で人気を博す。クジラのベーコンや利休麩などは自家製し、手間をかけながらも13000円からという値打ちのコースで、長年来の常連客を集めている。

使用したコンロは
クラスSプレミア[Rシリーズ]

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。