『VICOLO(ヴィーコロ)』のカプネ(焼きロールキャベツ)

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、神戸トアウエストの路地裏にあるイタリア料理店『VICOLO(ヴィーコロ)』の田邉成雄(しげお)さん。シンプルなクラシック料理に定評のある田邉さんに、スパイスや酸味でメリハリを利かせた軽やかな味わいのメニューを教えていただきました。
肉の旨みが溢れるピエモンテの焼きロールキャベツ・カプネを「ザ・ココット」を使って気軽に。肉にはスパイスを利かせ、爽やかに。後から加えるミニトマトのフレッシュな酸味もポイントです。手に入る時期は、ちりめんキャベツを使うと本格的な仕上がりに。

材料

  • 2人分
    【材料】4個分
    キャベツの葉…8枚
    玉ネギ(みじん切り)…200g
    ミニトマト…8個
    [A]牛ミンチ肉…300g
    [A]豚ミンチ肉…100g
    [A]パン粉・牛乳…各大さじ2
    [A]卵…1個
    [A]塩・コショウ…各小さじ1
    [B]パプリカパウダー…小さじ1
    [B]クミンパウダー…小さじ2/3
    [B]ナツメグ…小さじ1/3
    [B]カイエンペッパー…小さじ1/3弱
    [B]ローズマリーの葉(みじん切り)…1本分
    バター(無塩)…15g
    オリーブ油・ニンニク・塩・コショウ・ローズマリーパルメザンチーズ(すりおろす)・黒コショウ・EXVオリーブ油…各適量

作り方

1
鍋に湯を沸かし、1%の塩を加えて、キャベツの葉を柔らかくなるまで茹でる。硬い芯の部分は取り除く。
2
フライパンにオリーブ油小さじ2を入れて熱し、玉ネギを加えてキツネ色になるまで炒める。粗熱を取る。
3
ボウルに[A]と②を入れて粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。[B]を加えてさらに混ぜ合わせる。
4
①を2枚敷き、4等分して球状に丸めた3をのせ、手のひらで覆うように包んで球状に成形する。
肉ダネをキャベツで巻く
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5
「ザ・ココット」の底にニンニクを擦り付け、オリーブ油を回しかける。④を並べ、ちぎったバターとローズマリーをのせて、パルメザンチーズを振り、蓋をする。水なし両面焼グリルに入れて点火し、「タイマー・温度」メニューの「ザ・ココット」を選択、タイマーを30分に設定して焼く。残り10分になったら、ミニトマトを加え、再度蓋をして時間になるまで焼く。
トマトを加える
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6
蓋を外し、庫内にそのままおいて10分余熱を通す。
ザ・ココットで焼く
コンロでもグリルでも使用できる蓋付きの調理鍋「ザ・ココット」。グリル使用の際は上下からのガス火でじっくり加熱調理するので、ロールキャベツもふっくらジューシーに焼き上がります。
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7
器に盛る。残った煮汁を煮詰め、塩・コショウで味を調えてかける。パルメザンチーズと黒コショウを振り、EXVオリーブ油を回しかける。
カプネの完成
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profile

『VICOLO』店主

田邉成雄さん

神戸市中央区出身。ホテルでのフレンチ修業を経て、芦屋のイタリア料理『バーカロ』(現閉店)などで約27年間腕を磨き、満を持して2019年に独立。トアウエストの小さな路地に隠れ家的なイタリア料理店をオープン。仕込みから調理、接客まで田邉さん一人でこなす。飾りを削ぎ落したシンプルなクラシックな料理に、フランス料理を織り交ぜたメニューをさまざまなワインと共に提供。大人がゆったり心地よく過ごせる店ながら、月1回お子様同席可能な日を設けるなどして、ファミリー層のファンも増やしている。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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writer

amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。