『VICOLO(ヴィーコロ)』の豚バラ肉の魚醤煮込み

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、神戸トアウエストの路地裏にあるイタリア料理店『VICOLO(ヴィーコロ)』の田邉成雄(しげお)さん。シンプルなクラシック料理に定評のある田邉さんに、スパイスや酸味でメリハリを利かせた軽やかな味わいのメニューを教えていただきました。
今回は、角煮風のコラトゥーラ(魚醤)煮込みをご紹介します。豚バラ肉の下茹でに時間がかかりますが、その分とろけるような柔らかさに。魚醤の旨みと八角のほのかな香りがアクセント。コク深い煮汁を吸ったカリフラワーもおいしいですよ。

材料

  • 4人分
    豚バラ塊肉(あれば皮付き、半分に切る)…2本(800g)
    [A]ショウガ…1片
    [A]白ネギ(青い部分)…2本分
    [B]水…500㎖
    [B]魚醤…100㎖
    [B]ハチミツ…大さじ3
    [B]バルサミコ酢…大さじ2
    [B]赤ワイン…200㎖
    [B]ローリエ…1枚
    [B]タイム…1本
    [B]八角…1個
    [C]カリフラワー(ざく切り)…300g
    [C]塩…少々
    [C]オリーブ油…小さじ2
    [C]水…50㎖
    オリーブ油・塩・コショウ…各適量

作り方

1
フライパンにオリーブ油大さじ1/2を入れて熱し、豚バラ肉を加えて表面がしっかりと色付くまで中強火で焼く。
2
鍋に①と[A]を入れ、ひたひたの水を加えて沸かす。沸いたらコンロタイマーを120分に設定し、アクを取りながら茹でる。ザルに上げ、茹で汁もとっておく。
3
鍋に②の肉と茹で汁500㎖、[B]を入れて点火する。沸いたらコンロタイマーを30分に設定し、半量になるまで中弱火で煮る。
豚バラ肉を煮込む
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4
「ザ・ココット」に[C]を入れて蓋をする。コンロにかけ、オートメニュー「無水調理」を選択し、沸騰後の調理時間を20分に設定して蒸し焼きにする。細かく潰して塩・コショウで調味する。
カリフラワーを蒸し焼きする
「オートメニュー」で無水調理が可能。食材の持つ水分を利用して調理するので、旨みや香りがより凝縮し、風味豊かに仕上がります。
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5
器に④をのせ、食べやすい大きさに切った③の肉をのせ、③の煮汁をかける。
豚バラ肉の魚醤煮込みの完成
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profile

『VICOLO』店主

田邉成雄さん

神戸市中央区出身。ホテルでのフレンチ修業を経て、芦屋のイタリア料理『バーカロ』(現閉店)などで約27年間腕を磨き、満を持して2019年に独立。トアウエストの小さな路地に隠れ家的なイタリア料理店をオープン。仕込みから調理、接客まで田邉さん一人でこなす。飾りを削ぎ落したシンプルなクラシックな料理に、フランス料理を織り交ぜたメニューをさまざまなワインと共に提供。大人がゆったり心地よく過ごせる店ながら、月1回お子様同席可能な日を設けるなどして、ファミリー層のファンも増やしている。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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writer

amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。