『新奈』の梨と牛肉の春巻き

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。今月の指南役は、奈良にある居酒屋『新奈(にいな)』の女将・百合奈さんに、燗酒に合う酒肴レシピを教えていただきました。肌寒くなってきたこの時期、ひと手間かけた料理と燗酒でほっこり温まってください。
そのまま食べてもおいしい甘辛く炊いた牛肉と、バターローストした梨を春巻きの皮で包みました。五香紛やシナモンの香りが漂うジューシーな梨がポイントの変わり春巻き。燗酒だけでなく、ワインにも合うメニューです。

材料

  • 10本分
    春巻きの皮…10枚
    梨(1.5㎝幅のスライス)…1.5個(約400g)
    牛肉(すき焼き用)…200g
    玉ネギ(スライス)…中1個(約200g)
    干し椎茸(戻してせん切り)…5枚
    [A]醤油・砂糖…各大さじ2と1/2
    [A]みりん…大さじ2
    [A]干し椎茸の戻し汁…60㎖
    [B]塩…ふたつまみ
    [B]五香紛(ウーシャンフェン)・シナモン・黒コショウ…各少々
    バター(有塩)…30g
    水溶き薄力粉・揚げ油・酒粕粉チーズ風・チャービル…各適量

作り方

1
鍋にバター15gを溶かし、玉ネギを中火で炒める。しんなりしてきたら牛肉、椎茸も加え、ほぐしながら炒めて色付いてきたら[A]を加える。コンロタイマーを10分に設定し、落とし蓋をして汁気がなくなるまで弱火で煮る。粗熱を取る。
牛肉を煮る
短時間でも長時間でも煮る際は「コンロタイマー(最大120分)」を使うと便利。設定時間になるとブザーが鳴って自動消火します。
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2
フライパンに残りのバターを溶かし、梨を加えて両面に焼き色が付くまで焼く。[B]で調味し、粗熱を取る。
梨をローストする
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3
春巻きの皮に②、①をのせて包み、水溶き薄力粉で止める(※密閉容器に入れ、冷凍で2週間保存可)。
4
「温度キープ機能」で180℃に設定した揚げ油に③を入れ、カリッとするまで揚げる。
春巻きを揚げる
「温度キープ機能」は、130~220℃まで10℃単位で調理温度をキープできる機能。油温を一定に保ってくれるので、揚げ物調理に重宝します。
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5
食べやすい大きさに切って器に盛り、酒粕粉チーズ風を振る。チャービルを添える。
梨と牛肉の春巻きの完成
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profile

『新奈』店主

百合奈さん

料理上手な祖母の影響で、幼い頃から料理好き。美容系の仕事をしながら独学で料理の腕を磨きつつ、日本酒、特に燗酒にハマり、研究を重ねる。料理の腕を知るご主人からの勧めもあり、2023年自身の店を開店。“手間は愛情”をモットーに、家庭料理にひと手間を加えた和洋中のおばんざいが人気。ジビエハンターから届く鹿肉の一品、「谷町納豆」や自家製のあんこのアテも名物。日本酒の品書きはなく、お薦めの銘柄を的確な温度帯で提案する。各地の日本酒イベントにも積極的に参加している。

使用したコンロは
クラスSプレミア[R]シリーズ

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