【ひと手間レシピ】『ジュンジーノ』トースターで甘み際立つ「焼きキャベツのパスタ」

キャベツとベーコンは、お馴染みの取合せ。『ジュンジーノ』八島淳次シェフは、「炒めると焼きそばみたいな味になるから(笑)」と、焦げ目がつくまでしっかりと焼く“ひと手間”で、キャベツの甘みを際立たせる。パンチェッタの旨みと共にブイヨンに移し、絡みのよいらせん状パスタ・フジッリで。意外や、キャベツの焦げが味わいの決め手。

材料(1人分)

「焼きキャベツのパスタ」
10

パスタ(フジッリ)…80g
キャベツ…80g
玉ネギ(みじん切り)…20g
パンチェッタ…15g
塩…適量
ピュアオリーブ油…大さじ1.5
パルミジャーノ…大さじ2~3
ブイヨン…50ml
EXVオリーブ油…10ml
1%の塩水(水2L+塩20g)…2L

作り方

\ここがひと手間/
①キャベツをオーブントースターで焼き色が付くまで加熱
キャベツは1玉を8等分にカットして使用。バットにオーブンシートを重ねてのせ、塩をまぶし、ピュアオリーブ油大さじ1/2をかけて、オーブントースターを210℃にセットし、15分加熱。じっくり火入れして、甘みを引き出す。「軽く焦がずくらいの方がおいしい!」と八島シェフ。

「焼きキャベツのパスタ レシピ」キャベツをオーブントースターで焼き色が付くまで加熱
10

②玉ネギとパンチェッタを炒める
玉ネギに塩ひとつまみを加え、残りのピュアオリーブ油で炒める。「甘みを引き出すように、色づく手前までしっかりと炒めること」。茹で汁大さじ1とパンチェッタを加えて炒め、写真右の状態に。

「焼きキャベツのパスタ レシピ」玉ネギとパンチェッタを炒める
10

③フジッリを茹でる
フジッリを茹でるのは、仕上がりから逆算して、②で玉ネギを炒め始めるタイミングがベスト。袋の表示通りに11分で。八島シェフ曰く「パスタと具材のボリュームは2:1くらいが理想。具ではなく、パスタが主役です」。

「焼きキャベツのパスタ レシピ」フジッリを茹でる
フジッリはらせん状のねじれた形状が特徴的なショートパスタ。ソースをよく絡めとる。
10

④キャベツを煮込む
①のキャベツを一口大より少し小さくカットし、②に入れる。ブイヨンを注ぎ入れたら、半量までしっかり煮詰めること。顆粒を湯で溶いてブイヨンを作る場合は、少し薄めに。「キャベツの甘みをソースに移すイメージ。ブイヨンではなく昆布だしを使うと、キャベツの持ち味がより引き立ちますよ」。

「焼きキャベツのパスタ レシピ」キャベツを煮込む
10

⑤仕上げはパルミジャーノ&オリーブ油で
フジッリを入れたらざっと絡め、パルミジャーノとEXVオリーブ油を。「野菜中心のパスタなので、パルミジャーノでしっかりと旨みを補います。全体の塩分と相談して、量は加減してください」と八島シェフ。

「焼きキャベツのパスタ レシピ」

10
10

教えてくれたのは、『ジュンジーノ』八島淳次シェフ
1962年、大阪府堺市出身。兵庫や東京の名店で働き、23歳で渡伊。フィレンツェ『エノテカ・ピンキオーリ』、ピエモンテ『グイド』などで腕を磨き、ワインの知識を身に付けて帰国。1989年、苦楽園に『オステリア・エノテカ・ダル・ジュンジーノ』を開き、神戸や淀屋橋などでもレストランを営む。2026年4月、西天満から北浜へ移転し、新たにカウンターに立つ。実は「トマトが嫌い」で、北イタリア料理が得意。

連載「シェフのパスタ108」

外食ではいろいろ選べるのに、家で作るパスタはいつも同じ——そんな悩みに応えるべく、関西のシェフたちが108通りの答えをご用意します。

詳しくはこちら