『Az/ビーフン東』直伝、「ケンミン」を使った焼きビーフンのレシピ

『Az/ビーフン東』は1947創業で、『台湾料理 東』をルーツに持ちます。その名物、焼きビーフンの味をご家庭で。料理長の畑野亮太さんに、コツを交えながら作り方を教えていただきました。

「秘訣はビーフンと具を別々に加熱すること」と畑野さん。ビーフンは鶏ガラスープの旨みを吸わせ、ラードを絡めて保温。その間に仕込む野菜は「素材が持つ水分でべちゃつかないよう必ず強火で炒めます」。甘辛ダレで軽く炊いた豚肉をのせて3層に。味にも食感にも緩急がある焼きビーフンを再現するなら、茹で時間も炒め時間も短くが鉄則です。

使うビーフンは、創業時から愛用しているという「ケンミン」の麺が長めの特注品。ご家庭では『ケンミン食品』の「お米100%ビーフン」で代用を。冷めても伸びにくくコシのある食感が特長です。

材料

  • 1人分
    豚バラ肉…40g
    白ネギ…10g
    白菜…60g
    キャベツ…60g
    モヤシ…30g
    ビーフン(乾麺)…40g
    ラード…小さじ1/2
    サラダ油…大さじ1
    鶏ガラスープ…50㎖
    塩…小さじ1

    〈A〉醤油…小さじ2
    〈A〉砂糖…小さじ2
    〈A〉塩…小さじ1
    〈A〉日本酒…小さじ1
    〈A〉水…100㎖

    (ビーフン用)
    鶏ガラスープ…400㎖
    塩…小さじ1
    ※顆粒鶏ガラスープの素(中華風)は、うま味調味料無添加のものを用い、表示通りの湯量で溶く。

作り方

1
豚バラ肉は4cm幅に切る。
2
白ネギ、白菜、キャベツは、モヤシと同じサイズに切る(幅5mm、長さ4cm程度)。白菜の芯は斜めに庖丁を入れ、切り揃える。
焼きビーフンのレシピ、切り揃える
野菜を切り揃えて火の通りを合わせる
10
3
鍋に〈A〉と豚バラ肉を入れ、冷たい状態から強火にかける。
4
沸騰して豚肉に火が通ったらザルにあげる。
5
別の鍋に鶏ガラスープ(ビーフン用)を沸かし、塩を加え、袋の表示時間に従ってビーフンを茹でる。
6
茹で上がったらザルにあげて水気をきる。
7
⑥にラードを全体に絡め、皿に盛る。
焼きビーフンのレシピ、ラードを絡める
ラードでコク出し&保温力UP
10
8
フライパンにサラダ油を加えて強火にし、モヤシ、白ネギ、白菜、キャベツの順に入れる。
9
すぐに鶏ガラスープと塩を入れ、約1分30秒、フライパンを揺すりながら炒める。目安は、スープの汁気が飛ぶ程度。
焼きビーフンのレシピ、炒める
野菜の水分が出ないよう強火で短時間!
10
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⑦の上に⑨、④の順で盛る。そのまま味わうもよし、醤油で味変もおすすめ。

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。