パティシエメイドのプリンアラモードを、大阪・西成の『喫茶コーズリー』で。

自家製プリンにアイスクリーム、さらに焼菓子も盛り付けられたプリンアラモードをいただけるのは、約70年間愛された喫茶店を継承した店内。大阪・西成にある『喫茶コーズリー』は“古いけど新しい”純喫茶です。

季節替わりのプリンアラモード

地下鉄動物園前駅近くにある『喫茶コーズリー』のプリンアラモードは脚付きの銀皿で供されます。自家製のプリンやアイスクリーム、チュイルやクランブルといった焼菓子が盛られていて、甘党にはたまりません。金柑やマスカット、梨、マンゴーなど、季節によって変わるフルーツも鮮やかにトッピングされています。

『喫茶コーズリー』プリン・ア・ラ・モード
プリン・ア・ラ・モード(金柑)1250円(季節によって変動)。プリンは+100円でブランマンジェ(アーモンド風味のミルクプリン)に変更できます。
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昭和の下町喫茶を継承

『喫茶コーズリー』がオープンしたのは2021年。オープンから3年とまだ新しいのですが、看板や店内は古き良き喫茶店の雰囲気が漂っています。それもそのはず、元々ここは西成で約70年間も喫茶店だった場所。長年愛されてきた『香豆里珈琲館』は、店主が高齢のため閉店した後、地元の常連客によって屋号はそのままに営業されていましたが、2020年のコロナ禍に再度閉店。その後「街の風景が失われてほしいくない」と、『カヌレ堂』『菓菓かはん』など人気の菓子店を営む会社が継承しました。

『喫茶コーズリー』内観
『喫茶コーズリー』外観
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以前のままのように見える店内ですが、所々アップデート。カウンターは外装のレンガの璧に合わせてレンガ造りに仕上げたり、昔からそこにあるように見える家具や照明も新たに導入したもの。新旧のものが入り混じった居心地の良さに、今やスイーツ好きや純喫茶好きが遠方から訪れる人気スポットになりました。今も昔も変わらず街のシンボル的な存在です。

『喫茶コーズリー』メニュー
営業時間は20時まで。仕事帰りの寄り道にもおすすめです。
『喫茶コーズリー』コーヒー
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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。