
京都・二条『マルシェノグチ』産直野菜を通してお客を幸せに
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目利きした各地のおいしい野菜
二条駅を出て御池通りを東に進むと、目に入ってくる眩しいビタミンカラーの果物たち。近づくと、甘くてフレッシュな香りが漂い、思わず足を止めてしまいます。
「店頭の苺は滋賀の『北川農園』さんのもので、本当においしくて人気なんですよ」と、明るい笑顔で教えてくれたのは店主の野口泰亮さん。
2013年、野菜に関することで独立をしたいという気持ちから、奥様の地元である京都にて自店をオープン。ゼロからのスタートだったものの、徐々に農家さんとのつながりが増え、今では全国30以上の農家さんとお取り引き。
「やっぱり、北海道はじゃがいも、高知は生姜と、土地によっておいしくできる野菜が違います。うちは、全国のおいしい野菜を仕入れているので、“野菜の甲子園”みたいなお店です」と野口さん。
対面で伝える野菜のこと
大事にしているのは、お客さんに野菜を売るだけではなく、野菜の魅力も伝えること。「農家さんとやりとりするうちに、この野菜をどうやったらより多くのお客さんに届けられるのかと、応援する側に(笑)。なので僕は、“野菜の専門店”として、来店されるお客さんには、野菜のことや農家さんのことを伝えるようにしています。店舗を増やすこともできますが、これからも対面販売でお客様との会話を大事にしたいです」。
フレッシュスムージーも人気!
開店から5年経った頃。農家さんから、規格外の野菜や果物を卸してもらえないかと相談されたのをきっかけに始めたのが、店頭で作るスムージーです。
さらに、「こども応援スムージー」というサービスも開始。購入したチケットは自分で使うのではなく、『マルシェノグチ』に来店する子どもたちに提供されます。子どもの習い事や病院帰りのご褒美にと、親子連れによく利用されているそうで、店内には「こども応援スムージー」チケットを使った子どもが、チケット購入者へあてたお礼のメッセージがずらりと掲示されています。
「農家さんにも喜んでもらえるし、お客さんには手軽に野菜や果物をとってもらえるし。お母さん方にも、『うちの子は野菜が嫌いだけど、ここのスムージーなら飲んでくれる』と好評なんです」と、野口さん。“野菜を通して人を幸せにしたい”、その情熱が、農家さんやお店を訪れるお客さんの笑顔を作っています。
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- 店名
- マルシェノグチ
- 住所
- 京都府京都市中京区西ノ京職司町69 IMPACT IKU 北 1F
- 電話番号
- 075-432-7243
- 営業時間
- 10:00〜19:00
- 定休日
- 日曜
- 交通
- 各線二条駅から徒歩4分
- 席数
- 3〜4席
- メニュー
- 特別栽培トマト1個162円、クレソン1袋270円、有機生姜100g216円、有機レモン100g194円。
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