サンドイッチにお菓子にお酒。いろんなお昼を受け止める、大阪・北浜『スタンドプチ』

お昼前の11時から深夜24時まで。時間帯を問わず、サンドイッチにお菓子、お酒を楽しめる『スタンドプチ』。ランチタイムサービスを目当てに訪れたはずが、「こんなお昼にも来たい」が次々と思い浮かんだ。

お昼のとくべつ。ランチタイムサービス!

ショーケースに並ぶ、魅惑のサンドイッチ約10種。タマゴ、ツナ、H.L.T.C(ハム、レタス、ドライトマト、チーズ)といった定番のほか、きのこカレークリーム、チリビーンズなど個性溢れる品も揃う。

正午から1時間だけのランチタイムサービスは、オープン当時からずっと続く働く人たちの味方。選んだサンドイッチに、週替わりのミニスープ、ミニサラダ、コーヒーを好きなように組み合わせられる。悩みながら、まずは定番2種類を選んだ。

『スタンドプチ』ランチタイムサービス
好みのサンドイッチにミニスープ、ミニサラダ、コーヒーをそれぞれ+200円で付けられる。この日のスープはじゃがいものポタージュ。他にもココナッツコーンポタージュ、パプリカとトマトのポタージュなどが登場する。
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ゆで卵に塩コショウ、マヨネーズを合わせたタマゴサンドは、粗めに潰された黄身と白身がぎっしり。マヨネーズの主張は控え目で軽やかに食べ進められる。

『スタンドプチ』タマゴサンド
タマゴサンド270円。タマゴにはコクを出すために生クリームも加えている。その量は「おまじない程度です(笑)」と愛さん。店内でサンドイッチを食べる場合は半分に切って提供してくれる。
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他の具材が見えなくなるくらいにたっぷりとサニーレタスが挟まれたH.L.T.Cは、意外にも最初に押し寄せるのはドライトマトの濃厚な旨みと甘み。噛むほどに他の具材たちの存在感が重なり、最後の一口まで飽きさせない。

『スタンドプチ』H.L.T.C
H.L.T.C380円。150℃で約40分かけて焼き上げるドライトマトが味の決め手。テイクアウトするお客も多いため、時間が経っても味が変わってしまわないよう、生ではなくドライトマトを挟む。
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渋谷で見つけた、たった2坪の理想形

店を切り盛りするのは、杉原陵さん・愛さんご夫妻。
陵さんはインドカフェやベトナム料理店で約10年、愛さんは調理師専門学校を卒業しパティスリーで4年、その後もイタリアンバールやクラフトビール店で経験を積んだ。

自分の店を持ってみたかった愛さんに対し、なかなか気乗りしなかった陵さん。そんな陵さんの背中を押したのが、東京・渋谷で偶然出合った『ドレスのテイクアウト店』(現在は閉店)だ。「2坪ほどの空間で、ほぼ今と同じようなスタイルで営業されていたんです。これならできるかもしれないと思えました」。10年前の9月、2人は出会いの場所でもある北浜に店を開いた。

『スタンドプチ』入り口
近隣住民や周辺ワーカーなど幅広い年代が集う。
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『スタンドプチ』店内
L字カウンターに10席を用意。
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サンドイッチに欠かせないパンは、2人の行きつけという谷町四丁目『ゴジュウニチョウメベーカリー(52CHO-ME BAKERY)』の角食パン。薄切りにされたパンは具材の邪魔をせず、耳つきなのに食べやすい。

「断面がカラフルできれいだったり、ボリュームがすごかったり。そういうサンドイッチも素敵ですが、あくまで日常に馴染むサンドイッチを作りたかったんです」と愛さん。夜にお酒を楽しんだ帰り、「明日の朝用に」とサンドイッチを買って帰るお客もいるそうだ。

『スタンドプチ』店を営む杉原夫妻
店の空気そのままに、自然体なお二人。サンドイッチの具材は陵さん、お菓子は愛さんが担当。
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『スタンドプチ』サンドイッチメニュー
陵さん手書きのサンドイッチメニュー。ピーマンを豪快に挟んだチリビーンズサンドや、キャベツのコリコリ食感と後を引く辛さが魅力のピリ辛ソーセージ&ザワークラウトなど、季節に合わせた品も揃う。頼めばホットサンドにもしてくれる。
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昼にお腹が空いていなくても。

ランチタイムサービスを逃してしまっても、ラタトゥイユ、ハムカツ、おつまみチーズトースト、オイルサーディンのパクチー焼きそばといった約25種類のフードメニュー、そして、サンドイッチに手作りお菓子がいつでも揃っている。

『スタンドプチ』フードやドリンク
バイマックルーや数種類のスパイスを利かせたエビパン540円(左)と、カルダモン焼酎のソーダ割りに合わせるのがおすすめのエスニックなます440円(右)。季節限定の自家製ドリンク(この日は梨すだちソーダ)880円はノンアルコールにも対応する。
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『スタンドプチ』チーズケーキ
チーズケーキ540円。ボトム生地には別売りしているフロランタンの切れ端を使用。サクサクとした食感に加え、キャラメルの風味も感じられ、ふわりとラム酒が香る大人な味わい。
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10周年を迎え、「変わらずやっていくことを目指したい」と話す陵さん。「時が経つにつれてお客さんも少しずつ入れ替わります。私たちと世代が違っても気負わず過ごしてもらえる店でありたいですね」。

昼からビールを一杯ひっかける人もいれば、コーヒーとお菓子でまったりする人もいる。昼の過ごし方に正解を求めない店だった。

『スタンドプチ』クッキー
お菓子はチョコチップ、塩ココアなどのクッキー5~6種類に、チーズケーキや季節のタルトなどのケーキ2種ほどが揃う。何が並ぶかはその日のお楽しみ。
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『スタンドプチ』テイクアウトコーナー
朝型の愛さんは昼間、夜型の陵さんは夕方以降に店に立つ。テイクアウトの場合は店の外から注文可能。サンドイッチやお菓子を持って、中之島公園でピクニックするのも良さそうだ。
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『スタンドプチ』看板
木彫り作家の北浦和也さんによって制作された看板。上には身体をパンにサンドされた可愛らしいクマのオブジェがのっている。
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おしごとランチ、おでかけランチ

限られた時間と予算で、つい無難に済ませがちな毎日のランチ。
コスパ重視からちょっとした贅沢まで、明日行ける”ちょうどいい”一軒をご紹介。

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amakara.jp編集部

amakara.jp

関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。

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