サンドイッチにお菓子にお酒。いろんなお昼を受け止める、大阪・北浜『スタンドプチ』
お昼のとくべつ。ランチタイムサービス!
ショーケースに並ぶ、魅惑のサンドイッチ約10種。タマゴ、ツナ、H.L.T.C(ハム、レタス、ドライトマト、チーズ)といった定番のほか、きのこカレークリーム、チリビーンズなど個性溢れる品も揃う。
正午から1時間だけのランチタイムサービスは、オープン当時からずっと続く働く人たちの味方。選んだサンドイッチに、週替わりのミニスープ、ミニサラダ、コーヒーを好きなように組み合わせられる。悩みながら、まずは定番2種類を選んだ。
ゆで卵に塩コショウ、マヨネーズを合わせたタマゴサンドは、粗めに潰された黄身と白身がぎっしり。マヨネーズの主張は控え目で軽やかに食べ進められる。
他の具材が見えなくなるくらいにたっぷりとサニーレタスが挟まれたH.L.T.Cは、意外にも最初に押し寄せるのはドライトマトの濃厚な旨みと甘み。噛むほどに他の具材たちの存在感が重なり、最後の一口まで飽きさせない。
渋谷で見つけた、たった2坪の理想形
店を切り盛りするのは、杉原陵さん・愛さんご夫妻。
陵さんはインドカフェやベトナム料理店で約10年、愛さんは調理師専門学校を卒業しパティスリーで4年、その後もイタリアンバールやクラフトビール店で経験を積んだ。
自分の店を持ってみたかった愛さんに対し、なかなか気乗りしなかった陵さん。そんな陵さんの背中を押したのが、東京・渋谷で偶然出合った『ドレスのテイクアウト店』(現在は閉店)だ。「2坪ほどの空間で、ほぼ今と同じようなスタイルで営業されていたんです。これならできるかもしれないと思えました」。10年前の9月、2人は出会いの場所でもある北浜に店を開いた。
サンドイッチに欠かせないパンは、2人の行きつけという谷町四丁目『ゴジュウニチョウメベーカリー(52CHO-ME BAKERY)』の角食パン。薄切りにされたパンは具材の邪魔をせず、耳つきなのに食べやすい。
「断面がカラフルできれいだったり、ボリュームがすごかったり。そういうサンドイッチも素敵ですが、あくまで日常に馴染むサンドイッチを作りたかったんです」と愛さん。夜にお酒を楽しんだ帰り、「明日の朝用に」とサンドイッチを買って帰るお客もいるそうだ。
昼にお腹が空いていなくても。
ランチタイムサービスを逃してしまっても、ラタトゥイユ、ハムカツ、おつまみチーズトースト、オイルサーディンのパクチー焼きそばといった約25種類のフードメニュー、そして、サンドイッチに手作りお菓子がいつでも揃っている。
10周年を迎え、「変わらずやっていくことを目指したい」と話す陵さん。「時が経つにつれてお客さんも少しずつ入れ替わります。私たちと世代が違っても気負わず過ごしてもらえる店でありたいですね」。
昼からビールを一杯ひっかける人もいれば、コーヒーとお菓子でまったりする人もいる。昼の過ごし方に正解を求めない店だった。
data
- 店名
- スタンドプチ
- 住所
- 大阪府大阪市中央区東高麗橋2-28 コジマビル102
- 営業時間
- 11:00~24:00
- 定休日
- 月曜、不定休あり
- 交通
- 地下鉄・京阪北浜駅から徒歩5分、地下鉄・京阪天満橋駅から徒歩9分、地下鉄・京阪淀屋橋駅から徒歩14分
- 席数
- カウンター10席
- メニュー
- タマゴサンド270円、ツナピーマン460円、オイルサーディンのパクチー焼きそば800円。生ビール610円。
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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