
『茉莉花』の薬膳×ジャスミン茶で元気を回復/お取り寄せ
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「日常に楽しめる薬膳」
ならまちの北部エリアにある薬膳料理店。もともと中医学の医師だった店主の程(テイ)さんは、奥さまの裕子さんが体調を崩したことをきっかけに、祖母の故郷・蘇州の家庭料理を軸に「医食同源」を実践する店を宇治にオープン。2023年春には、奈良へと移転。「奈良は自然と歴史に包まれた街。訪れるたびに心が安らぎました。そんな場所で薬膳料理やお茶を楽しんでいただければ、より心地よい時間になると考えたのです」と程さん。
「薬膳」と聞くと特別なもののように感じられるかもしれないが、程さんが目指すのは「特別な時だけでなく、日常に楽しめる薬膳」だ。苦味の強い生薬は避け、健康な人でもおいしく味わえる工夫を凝らしている。
薬膳ジャスミン茶
香り高い薬膳ジャスミン茶は、店でも評判だ。上質な緑茶にジャスミンの花を加えた自然な香りで、人工香料は不使用。生薬特有の香りがほんのり漂いながらも、爽やかで甘いジャスミンの香りも負けていない。馴染みのあるジャスミン茶は、日常に気軽に取り入れやすそうだ。
「免疫力を高める金柑、体をリラックスさせ温める薔薇の花、血の巡りを助ける杜仲(トチュウ)やトウキ、ストレスを和らげるナツメなどを配合したお茶です。ジャスミン茶自体にも、ホルモンバランスを整える効果や、リラックス効果、美肌・アンチエイジング効果が期待できます」。
薬膳の知恵では、夏は大量の汗で『気』が消耗しやすく、だるさややる気の低下にもつながるとされる。そんな時こそ、薬膳効果のあるお茶を取り入れることで、心と身体のバランスが整い、不調を和らげることができそうだ。
「ご自身の身体の声に耳を傾けながら、無理なく取り入れてほしい」と程さん。夜寝る前や疲れが抜けない時、薬膳ジャスミン茶でホッとひと息つきながら、長い夏を乗り切る気力を回復したい。
data
- 店名
- 茉莉花

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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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