石川さゆりさん(後編)楽しい大阪。いま気になるのは意外な食べもの

石川さゆりさん(後編)楽しい大阪。いま気になるのは意外な食べもの

関西ファン !

2023.07.25

文:鈴木淳史 / 撮影:森山雅智

「関西ファン!」第一回目のゲストは、石川さゆりさん。毎年、大阪のフェスティバルホールでもコンサート公演を催し、今年も8月6日に開催。前編に引き続き、後編は関西や大阪の人間性(!?)について思わぬ盛り上がりを見せることに。いま興味があるのは、ちょっと意外なあの料理!

目次

「大阪にいるなら、やらないなんてもったいない!」 気になったらどこへでも。未知の食に興味津々!

「大阪にいるなら、やらないなんてもったいない!」

―関西の芸人さんとのお仕事も昔からたくさんされていますよね。

今回御一緒したのは月亭八方さんで、こないだ御一緒したのは桂文珍さん。昔、『ヤングおー!おー!』(毎日放送・1969年~1982年放送)に出演した後、最終便に乗るのに、よくザ・パンダ(八方・文珍・桂きん枝・四代目林家小染)が走ってましたよ。 みなさん集まりが悪くて遅れて来られるんですけど(笑)。他にも『パンチDEデート』(関西テレビ・1973年~1984年)や『シャボン玉プレゼント』(朝日放送・1971年~1986年)などに出演するのに、本当に東京大阪は行き来しましたね。

―特に昔の東京と大阪のテレビ局スタッフは全然違うと聴きますが、本当にそうでしたか?

全然違いますよ! 昔は個性的でしたよ。押し出しの強い方が多くて。キャラクターがありましたよね。当時はびっくりしましたけど。あと、普通に街を歩いている人でも、横断歩道で「エイヤッ!」と斬りつける真似をすると「ウゥー!」と言って倒れるというじゃないですか。私やりましたよ!

―えっ?! カメラ回ってないとこで知らない人にですか?!

はい! 本当に「ウゥー!」と倒れてくれて、大阪の人最高だなって! 本当の話なんだなって嬉しくて! 

―本当にされたんですね?!

だって、やってみたいと思うじゃない! やらずにいられないし、何で大阪にいてやった事ないの?!もったいない!!絶対にやった方がいい!!大阪を一番感じますよ。それから必ずおばちゃんはアメちゃんくれるでしょ?!

―はい(笑)。

あと、聴いた話だけど、おまんじゅう屋さんがお客さんに買って下さいと呼び込みをしていたら、「そんなもん食べてみんとわからんから、1個出してみて!」と言ったって聴きましたよ(笑)。およそでは聴かない話だけど、大阪って素敵だなって思いますね。楽しい事がいっぱいありますよ、大阪は。

気になったらどこへでも。未知の食に興味津々!

大阪に限らず全国各地で気になった事は、聴いたり観に行ったり試したりしますから。特に食に対して、私は積極的なんです。最近だと、笑福亭鶴瓶さんが回転寿司のCMに出ておられる話から、知り合いに「回転寿司には行った事ありますか?」と聴かれて、つい見栄張って「ありますよ」と言ったんです。でも、エビフライや生ハムのお寿司があると聴いて、「そんなのあるの?!」と驚いちゃって! 行った事が無いのが丸わかりになっちゃったので、今は「回転寿司に行こう!」と盛り上がっているんです。

―ちなみに回転寿司って大阪発祥なんですよ。

じゃあ、あまから手帖で「回転寿司特集」を組んで下さいよ。「回転寿司あまくみるなよ!」みたいな特集タイトルで(笑)。だから、本当に大阪のここ美味しいよというところを逆に教えて欲しいです。美味しいものがあるところであれば、どこにでも行きますから。

―しっかりと関西の美味しいお店をまとめてご連絡させていただきますね! 最後に普通にお聴きしたい事なんですけれど、さゆりさんの一番好きな食べものって何なんですか?

う~ん…、一番かぁ…、う~ん…。
大阪の『花錦戸』のまつのはこんぶは好きですね。東京でも買っていますから。それと昔は苦手でしたけど、琵琶湖の鮒ずしも好きです。同じ滋賀県だと赤かぶのぬか漬けも好きですね。なかなか売っていないんですけど美味しいんですよ。でも、とにかく関西の美味しいお店教えて下さいね。楽しみにしています!

――前編はこちら


石川さゆりさん

熊本県出身。15歳のとき「かくれんぼ」でデビュー。77年に「津軽海峡・冬景色」で紅白歌合戦に初出場、以降常連に。「天城越え」「夫婦善哉」などヒット曲多数。俳優としても活躍。近年は、奥田民生や椎名林檎などとジャンルを超えてコラボした「X-Cross-」シリーズも注目を集めている。2022年にデビュー50周年を迎えた。2023年5月に新曲「約束の月」をリリース。
8月6日に大阪「フェスティバルホール」にてコンサートを開催。以降も10月に兵庫・明石、12月に滋賀・野洲でも開催。

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