2023年、夏。神戸でお逢いしましょう。

2023年、夏。神戸でお逢いしましょう。

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2023.06.23

文:「あまから手帖」編集部 / 撮影:撮影:岡森大輔、高見尊裕、中村寛史

6月23日(金)発売の7月号。今年も、神戸特集の季節がやってまいりました。2023年の神戸は、新旧の美点が同居していて、昨年以上にときめいてしまう予感。

目次

逢いたい店は、神戸にある

逢いたい店は、神戸にある

ユーミン(Yuming)12枚目のオリジナルアルバム『昨晩お会いしましょう』に収録されている「タワー・サイド・メモリー」は、神戸を舞台にしたご当地ソングです。歌詞にも登場するポートタワーが改修工事に入ってから、神戸の街並みも少しずつ変化していますね。

表紙を飾った昔ながらのプリンは、元町にある「みつまた喫茶店」のもの。こちらのプリン、とにかく種類が豊富。1つ頼めばスタンダードな銀皿にのって登場するのですが、3つ頼めばオリジナルの三又台にのせてくれるんです。気分が上がって、思わずはしゃいでしまいそう。

「みつまた喫茶店」の種類豊富なプリン左から、カスタードプリン380円、期間限定メロンのプリン680円、チョコレートプリン450円。

「タワー・サイド・メモリー」に話は戻るのですが、歌詞の中で、「kobe girl」が「急にはしゃぎ出す」のです。2023年のkobe girlがはしゃぐもの、プリンとパフェでしょう。と決めつけて厳選した4軒を紹介しています。

昨年「神戸にときめくわけ」を語ってくださった作詞家の松本隆さん。その後松本さんとお食事する機会に恵まれ、その際ぽろぽろ口を衝いて出た「とある店」への愛と思い出のお話。伝えていきたいと熱い胸の内を語ってくださった思いに共鳴し、今年も巻頭にてご登場いただきました。「松本隆さん、ベックを語る」。ぜひご覧ください。

「イブラ」の万葉牛イチボのロティ万葉牛イチボのロティ4500円。

松本隆さんが作詞された中に、「七夕の夜、君に逢いたい」という作品がありますね。まるで織姫と彦星のように、1年後まで逢えない店があったなら、皆さんは行ってみたいと思いますか。イラストレーターの黒田征太郎さんが長く通っているという、長田のとある店は、なんと予約が取れるのが1年先という酒場でした。

そのほかにも、高山なおみさんが惹かれる、野菜に本気な居酒屋。安田謙一さん・スズキナオさん・泡☆盛子さん、左党三人組が推す新開地の酔いところ…。逢いたくなる店・人が集結した、充実した一冊が完成しました。

今年の夏は、神戸の気になるあの店で、お逢いしましょう。

掲載号
『あまから手帖』2023年7月号神戸特集

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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