あまから的社会科見学。11月号製本現場へ潜入!

あまから的社会科見学。11月号製本現場へ潜入!

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2023.11.06

文・撮影:「あまから手帖」編集部

美味しい食雑誌「あまから手帖」がどのようにできあがるのか…現在発売中の11月号が「製本」される様子を見学してきました。雑誌づくりの最終工程をレポートします!

目次

編んで、刷って、綴じて 今回は「製本」工程をお届け

編んで、刷って、綴じて

10月23日発売のあまから手帖11月号「奈良に行きたくなる。」、ご覧いただけましたでしょうか。

あまから手帖の編集部は、企画や取材などの編集に日々取り組んでいますが、雑誌として完成するまで、そこからまだまだたくさんの工程があります。大まかな流れは、

①「刷版(さっぱん)」=文字や写真などをレイアウトした“ハンコ”である版を作る工程
②「印刷」=版を使って用紙に印刷する工程
③「製本」=印刷したページや表紙などを重ねて一冊の本に仕上げる工程

完成した雑誌は書店やネットを通じて、皆さんのお手元に届きます。あまから手帖は月刊誌なので、これらの工程を毎月繰り返しているというわけです。

今回は「製本」工程をお届け

前回は、「刷版」と「印刷」の様子をお届けしました。その様子はこちらから。

今回見学したのは、その続きとなる「製本」の工程です。「製本」の工程は以下の3つに分けられます。
【丁合(ちょうあい)】=印刷した紙をページ順に折り畳んだ「折丁(おりちょう)」を重ねる工程
【綴じ】
【断裁(だんさい)】
=背表紙以外の3つの辺をカットする工程

それぞれの工程を、写真を交えながらみてみましょう。

雑誌制作「折丁」「折丁」の山、山、山。1つの「折丁」で16ページ分です。

雑誌制作「丁合」「折丁」を重ねているところ。1分間で約90冊が完成する設定とのこと! 全ての工程は機械で行われますが、セットや確認作業などの手作業も欠かせません。

雑誌制作「綴じ」【綴じ】の工程。表紙の紙で、中面を包みます。

雑誌制作「製本」ぞく、ぞく、ぞく、とレーンを流れていきます。このあと、背表紙以外の3つの辺が【断裁】されます。

雑誌制作「製本」表紙の鹿がきらり。特殊な加工(PP加工)が施されているので、つるっとしています。

雑誌制作「結束・配送」良本として積み上げられた、あまから手帖。できたてほやほやです。

「製本」の一部の様子は、あまから手帖のInstagramにて動画でもご覧いただけます。

いつも手にする一冊の雑誌が完成するまで、こんなにたくさんの工程を経ているなんて…。とても勉強になりました。
現在発売中の、あまから手帖11月号「奈良に行きたくなる。」。ぜひ、お手にとってみてください!

あまから手帖11月号「奈良に行きたくなる。」

Writer ライター

あまから手帖 編集部

あまから手帖 編集部

amakara techo

1984年の創刊以来、関西グルメの豊かさをお届けしてきた月刊誌「あまから手帖」編集部。 旨いものを求めて東奔西走、食べ歩いた店は数知れず。パン一つ、漬物一つ掲載するにも、関西の人気店を回って商品を買い集め、食べ比べる真面目なチーム・食いしん坊。

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