あまから的社会科見学。11月号製本現場へ潜入!
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美味しい食雑誌「あまから手帖」がどのようにできあがるのか…現在発売中の11月号が「製本」される様子を見学してきました。雑誌づくりの最終工程をレポートします!
編んで、刷って、綴じて
10月23日発売のあまから手帖11月号「奈良に行きたくなる。」、ご覧いただけましたでしょうか。
あまから手帖の編集部は、企画や取材などの編集に日々取り組んでいますが、雑誌として完成するまで、そこからまだまだたくさんの工程があります。大まかな流れは、
①「刷版(さっぱん)」=文字や写真などをレイアウトした“ハンコ”である版を作る工程
②「印刷」=版を使って用紙に印刷する工程
③「製本」=印刷したページや表紙などを重ねて一冊の本に仕上げる工程
完成した雑誌は書店やネットを通じて、皆さんのお手元に届きます。あまから手帖は月刊誌なので、これらの工程を毎月繰り返しているというわけです。
今回は「製本」工程をお届け
前回は、「刷版」と「印刷」の様子をお届けしました。その様子はこちらから。
今回見学したのは、その続きとなる「製本」の工程です。「製本」の工程は以下の3つに分けられます。
【丁合(ちょうあい)】=印刷した紙をページ順に折り畳んだ「折丁(おりちょう)」を重ねる工程
【綴じ】
【断裁(だんさい)】=背表紙以外の3つの辺をカットする工程
それぞれの工程を、写真を交えながらみてみましょう。
「折丁」の山、山、山。1つの「折丁」で16ページ分です。
「折丁」を重ねているところ。1分間で約90冊が完成する設定とのこと! 全ての工程は機械で行われますが、セットや確認作業などの手作業も欠かせません。
【綴じ】の工程。表紙の紙で、中面を包みます。
ぞく、ぞく、ぞく、とレーンを流れていきます。このあと、背表紙以外の3つの辺が【断裁】されます。
表紙の鹿がきらり。特殊な加工(PP加工)が施されているので、つるっとしています。
良本として積み上げられた、あまから手帖。できたてほやほやです。
「製本」の一部の様子は、あまから手帖のInstagramにて動画でもご覧いただけます。
いつも手にする一冊の雑誌が完成するまで、こんなにたくさんの工程を経ているなんて…。とても勉強になりました。
現在発売中の、あまから手帖11月号「奈良に行きたくなる。」。ぜひ、お手にとってみてください!
Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo