懐かしいけど新しい、旧川口居留地の喫茶店
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あまから手帖2月号特集「コーヒー」では、懐かしいけど新しい喫茶店をご紹介。なかでも、店主が大好きだった喫茶店を“移築”した、あの店をピックアップ。
ステンドグラスをはじめとした、歴史ある調度品
西区の旧川口居留地に佇むレトロビルに、2021年にオープンした「喫茶 水鯨」がある。ずっとここに存在していたかのような雰囲気を感じるのは、約50年営業した喫茶店から、調度品や内装の一部を譲り受けたからだろう。
「喫茶 水鯨」オーナーの山口修平さんが大好きだったという老舗喫茶店は、金沢の「珈琲館禁煙室」。閉店の報せを受け、すぐに金沢へ出向き、取り壊しの決まっていた店舗からインテリアの一部を引き継ぐこととなった。
人気はステンドグラスの光が映るテーブル席。「珈琲館禁煙室」と同じように光が映り込むよう、山口さんがこだわった場所だ。
ステンドグラスのグリーンが美しく映るテーブル。
懐かしいだけでない、コーヒー、スイーツ、食事
コーヒーは自家焙煎。「水鯨ブレンド」は苦みや香ばしさを感じる、すっきりした飲み口だ。プリンやホットケーキ、クリームソーダといった懐かしの喫茶店スイーツに、ナポリタンやオムライス、カレーなど食事系も。メニューの幅が広く、それぞれが懐かしいだけでなく、今、きちんと美味しい味わいに仕上げられている。
モーニングからランチ、ティータイムといつでも美味しくて楽しい喫茶店だ。
「珈琲館禁煙室」のものを復元したグラスでいただくフロート。
■店名
『喫茶 水鯨』
■詳細
【住所】大阪市西区川口1-4-19
【公式サイト】https://kissasuigei.com/
【Instagram】https://www.instagram.com/kissa_suigei/
Writer ライター
あまから手帖 編集部
amakara techo