サステナブルなフルーツパーラー『Parlor_hana by SN』が取り入れた最新技術とは
「旬のスイーツ×サステナブル」カフェ
大阪・京町堀のパティスリー『Seiichiro,NISHIZONO』の西園誠一郎シェフがプロデュースするカフェとして2023年夏にオープンした『Parlor_hana by SN』。 コンセプトに「旬のスイーツ×サステナブル」を掲げ、これまで規格外などで廃棄したり価格を下げて販売せざるを得なかったりした果物を使った美しいスイーツが人気だ。地元を中心にファンを増やし、2024年には大丸梅田店にも出店した、勢いのあるブランドである。
パナソニックの最新乾燥技術をスイーツに
2024年12月、ショーケースに新しい顔が加わった。パナソニック(株)のなかでも白物家電を担う、くらしアプライアンス社が開発した「常圧凍結乾燥技術」で加工した果物を使用したスイーツだ。「常圧凍結乾燥技術」とは、くらしアプライアンス社が開発中(そして進化中!)の新しい乾燥技術のこと。
「ドライなのに色鮮やかで、生のフルーツ以上に香りがよく、しかも保存がきく。自分が目指すお菓子に生かせると思いました」と西園シェフ。“香り”をテーマに数多くの作品を手掛けてきたシェフの言葉に期待が高まる。
この技術と最も相性がいいというパイナップルとイチゴをそのまま食べてみた。少ししっとり感のある果肉は“ジューシー”で、しっかりとした素材感が新鮮。聞けば、エディブルフラワーの香りや色を残した乾燥も、この技術の得意とするところなのだとか。
「茶色くなりがちな焼き菓子やチョコレートが、このフルーツを使うことで一気に華やかになりました。濃厚な味を生かして、グラノーラやペーストへの利用も考えています」と今後のアイデアも尽きない。
新作はタブレットチョコレート
この技術で乾燥させた色鮮やかなスイーツやエディブルフラワーを散りばめた美しいミルクチョコが2025年1月中旬に販売される。ひと口食べるごとに異なる味わいが弾ける新作、今年のバレンタインにいかが。
data
- 店名
- Parlor_hana by SN
- 住所
- 大阪府大阪市西区京町堀3-1-3 ウエリスタワー京町堀1F
- 電話番号
- 06-4256-8687
- 営業時間
- 9:00~18:30LO(モーニング9:00~17:00、ランチ 11:00~17:00)
- 交通
- 地下鉄阿波座駅から徒歩7分
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amakara.jp編集部
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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。