シュウマイブーム!?「ほっかほっか亭」から蒸したてシュウマイ弁当
これを背景に、創業50周年を迎える『ほっかほっか亭総本部』は「贅沢シュウマイ弁当」を今冬発売。初となるレギュラーの中華弁当の登場に先駆けてメディア向け試食会が開かれた。
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2024年以降は第二次ブーム
この度、ほっかほっか亭総本部は「日本シュウマイ協会」へ入会いたしました。
お弁当のおかずとして脇役になりがちなシュウマイを、より多くの方に楽しんでいただけるよう、業界の発展に貢献してまいります。
2025年2月、『ほっかほっか亭総本部』のホームページ上にこんなお知らせが。「日本シュウマイ協会」へ入会?なぜ?その背景には“第二次シュウマイブーム”がある。
シュウマイ専門店は2024〜2025年の1年で約2倍の約150軒まで増加。大阪でも、牛肉に馴染み深い関西に焼とん文化を根付かせた『焼とんyaたゆたゆ』グループが、「蒸し」「焼き」「水」の3種を食べ比べできる2号店『大阪焼売珍』をオープン。鶏肉を使ったシュウマイ専門店も出店するなど、その人気はじわじわと広がっている。
「今までは弁当や家庭の“脇役”という存在でしたが、いまや“主役”に。大手食品メーカーによるシュウマイの冷凍・チルド食品のリニューアルが相次いでいます。コロナ禍での”おうち時間”の増加や、せいろを使った蒸し料理人気、町中華ブームなどの相乗効果も後押ししています」とは、2000種10000粒以上のシュウマイを実食してきた『一般社団法人日本シュウマイ協会』代表理事・シュウマイ潤さん。
潤さんによると、明治以降日本最古の中華料理店『聘珍楼』を代表とする本格派、『崎陽軒』『551蓬莱』など日本人好みの味、町中華から生まれた和テイストのシュウマイが登場。また、全国の給食や家庭に広がった冷凍・チルド・総菜、佐賀県呼子の『イカシュウマイ』などご当地のシュウマイと多様化した第一次ブームが。そして現在、専門店の出店が相次ぐ“第二次シュウマイブーム”に突入しているそう。
“せいろ仕上げ”のシュウマイ弁当
そんななか動いたのが、「ほか弁」で親しまれている『ほっかほっか亭総本部』。
1976年の創業以来、全国788店舗を展開。創業50周年イヤーの目前、取り組んでいることのひとつが中華メニューの強化だ。
冬限定だった「中華あんかけシリーズ」はレギュラーメニュー化。定番の食材に加えて5種類の野菜を使い、約1/2日分の野菜がとれるようアップデート。
そして2025年12月1日に「贅沢シュウマイ弁当」がデビュー。
使用するのはグループ会社である『ホソヤコーポレーション』のシュウマイ。実際に工場を見学した潤さんは「肉屋として始まったホソヤさん。工場生産ではあるものの手づくりの良さが残っています」と話す。
製造は全て自社工場内で行われる。
国産豚肉はカシラ肉を含む、複数の部位をブレンド、国産の玉ネギやショウガは加工の直前にカットされる。皮も多段ローラーを使ってつるつる&もちもちに仕上げた。
最大のこだわりは、店内で竹製のせいろを使って二度蒸しすること。工場で一度蒸した後、店内のせいろで蒸すことで、ふっくら&もっちり感が食べるときまで続く。味の決め手となるタレは、醤油とウスターソースをベースに、国産のユズを加えてさっぱりと香り高い。根菜の甘辛煮や卵焼きなどの和のおかずと相性も良い。
「和×中華のバランスがポイント。ホソヤさんのシュウマイは中華色が柔らかく食べやすいんです。ほかのおかずは和食なので日本酒と、柚子胡椒を加えて焼酎で飲んでもいいですね」と潤さん。
『ほっかほっか亭総本部』では、エビやホタテなどのシュウマイ、ちまきを使った次なる中華弁当をすでに開発中。中華メニューの進化はさらに続きそうだ。
【店名】ほっかほっか亭総本部
【問合せ先】https://www.hokkahokka-tei.jp/info
【公式サイト】https://www.hokkahokka-tei.jp/
【Instagram】https://www.instagram.com/hokkahokka_tei/
【X】https://x.com/HokkahokkaP
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amakara.jp編集部
amakara.jp
関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。
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