淡路島のオーベルジュで赤・白・泡を好きなだけ!「ワインの館」で夢のような体験をしました

淡路島北部の山間部にある『オーベルジュ フレンチの森』で、春と秋に開かれているイベント「ワインの館」。3棟の建物にそれぞれ「白」「赤」「泡」のワインと料理が用意され、自由に行き来して好きなだけ飲んで味わえるグルメイベントです。そんな「ワインの館」に9月29日、参加してきました。次回ご検討されている方への攻略法(?)も含めてご紹介します!

リピーターが半数の人気イベント「ワインの館」とは?

「ワインの館」外観
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普段、この施設はレストランとしてワインとそれに合うフレンチベースのコース料理を提供しています。おとぎ話に出てきそうなメルヘンチックな3棟が並び、それぞれ「ラ・ローズ」が和×フレンチ、「グランド・バオバブ」がイタリアン×フレンチ、「プランス・エトワール」がスペイン・×フレンチがテーマ。各棟に国内外の著名レストランなどで腕を磨いた実力派シェフが常駐しています。

「ワインの館」と題されたイベントは、2021年からほぼ毎年秋と春、ランチとディナーに分けて開催。今回で6回目ですが、回を重ねるごとにリピーターが増え、この回のランチもほぼ半数がリピーターでした。三ノ宮から無料送迎バスが出ているのが有難い!行く道中からスタッフさんがクイズで盛り上げるなどして、すでに旅感が始まっていました。

「ワインの館」「AWAJI OPERA COMPANY」
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到着後は全員で乾杯をしたのち、「AWAJI OPERA COMPANY」の3人によるカンツォーネの披露。その後はフリータイムです。参加者が3棟を自由に行き来し、ワインを好きなだけ、料理もビュッフェスタイルで食べ放題。秋晴れだったのでテラスが気持ちよかったです。

ナチュラルワインの赤・白・泡が各4種。料理も50種ほどをビュッフェで

イベントでは、3棟がそれぞれ「白ワインの館」「赤ワインの館」「スパークリングワインの館」となり、各棟で4種のワインがフリーフローで提供されます。赤は「プース・ピエ」のトーペンや「ル・パラディ・ダルチュール」のピノ・ノワール、泡は「レ・カプリアード」のシードルや「フランス・ゴンザルヴェス」のル・グラン・バン、白は「ピエール・オリヴィエ・ボノーム」のヴァンクール・ヴァンキュなど、全てナチュラルワインです。ノンアルワインの用意もありました。

「ワインの館」ワインのフリーフロー
「ワインの館」ワインクーラー
「ワインの館」提供イメージ
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そして料理が凄いんです。3棟でワインに合わせて全く趣向の異なるメニューがビュッフェ台に並びます。「プランス・エトワール」では淡路牛ミンチのラグーピラフ仕立て、カレダニョー(仔羊の骨付き背肉)のロースト、淡路牛スカルキといったスパニッシュ仕立ての肉料理系、「グランド・バオバブ」ではパテ・ド・カンパーニュ、淡路牛のローストビーフ、淡路ポークのロースト、などイタリアン、「ラ・ローズ」では鯖のタプナードバーガー、サーモンの手毬寿司、と魚介が中心の和食寄り。デザートまで含めると50種以上はあったでしょうか。

「ワインの館」ビュッフェイメージ
「ワインの館」ビュッフェイメージ2
「ワインの館」ビュッフェイメージ3
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出だしが肝心。最初に赤か白の館から攻めよ!

ここで攻略法を。到着時のイベントがスパークリングワインの館(グランド・バオバブ)で行われるので、最初はここにお客さんが集中します。ビュッフェにも並びます。でも3棟行き来自由なので、混雑を避けるためにすぐに「白」か「赤」の館から巡ればゆったり料理もワインも味わえますよ!

「ワインの館」イメージ1
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グラスは1人1つしか持てませんが、各館の料理は違う棟に持ち込んでもOKなので、まずは1カ所拠点を決めて、3棟からあれこれ持ち寄るのが賢い手です(笑)。

「ワインの館」イメージ2
「ワインの館」イメージ3
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余興ではビンゴゲームが行われ、歌手やピアニストによる早口対決、3棟のシェフの食材重量当てなどで盛り上がりました。なんと1等の賞品はオーベルジュの森の宿泊券。かすりもしなかったクジ運のない自分を本気で憎みました…。

「ワインの館」ビンゴゲーム
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と、ワインも料理もビンゴも満喫した頃、迎えのバスが到着します。たっぷり3時間以上の贅沢なひととき、これは確かに「また来たい!」と心底思いました。今回の参加費は料理+ワインフリーフロー込みで12000円。値段の何倍分も食べて飲んだ気がします(笑)。来年(2025年)は5月に開催予定だそうです(価格は未定)。ちなみに3棟はそれぞれオーベルジュなのでもちろん宿泊可能。できることなら泊まって参加したいものです。

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amakara.jp編集部

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