北海道『リゾナーレトマム』で冬の美味や絶景を満喫!

毎晩花火が上がる冬季限定の『アイスヴィレッジ』や、北海道の美味満載のコース料理など、ときめく体験が目白押し!冬ならではの楽しみを求めて訪れたのは、北海道のほぼ中央に位置する『リゾナーレトマム』。夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD(プレイ ハード)」をコンセプトにした、広大なリゾート地に佇む人気のホテルです。

絵本の世界のような‟アイスヴィレッジ“

暗闇に包まれた白樺の森の中、ぽわんと光浮かぶのは、氷や雪でできた純白のドーム。氷のグラスに注がれたフルーツカクテルに酔った後は、焚き火で炙ったマシュマロを頬張りながら、打ち上げ花火に見惚れるひとときを…。

冬のトマムに現れる幻想的な氷の街‟アイスヴィレッジ“での時間は、まるで絵本の世界に迷い込んだかのよう。でもこれだけで終わらないのが、「星野リゾート トマム」の冬です。北海道占冠(しむかっぷ)村の一画に「リゾナーレトマム」と「トマム ザ・タワー」という2つのホテルやスノーゲレンデを擁する巨大リゾートには、心揺さぶられる体験がこれでもかと言うほど待っています。

‟アイスヴィレッジ“イメージ
「氷のラーメン屋」や「氷の郵便屋」など11棟のドームが立ち並ぶ‟アイスヴィレッジ“は3月上旬まで。毎晩花火が打ち上がり、夜空を華やかに彩ります。
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‟アイスヴィレッジ“内「氷のBar」のカクテル
‟アイスヴィレッジ“に建つ施設のひとつ、「氷のBar」でいただけるフルーツカクテルは、各種1杯2000円です。
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『OTTO SETTE TOMAMU』の冬を感じる独創的コース

「食べ慣れた郷土料理もさりげなく取り入れていますね」。北海道旭川で生まれ育った料理長・鈴木將平(しょうへい)さんの瑞々しい感性を生かした北海道の冬の美味をいただけるのは、エリア最奥に建つ今回の宿「リゾナーレトマム」のメインダイニング『OTTO SETTE TOMAMU(オット セッテ トマム)』です。

‟冬の海 小さな前菜“と名付けられた一品目は、カスベ(エイ)の煮凝りを、北海道を代表する冬の魚・カジカの濃厚なスープの熱で溶かしながらいただく洒落た提案。よく肥えたウニは、強火でソテーして甘みと旨みを引き出したリーキ(西洋ネギ)のパンナコッタとコンソメジュレを重ねた、麗しい3層仕立てで。独創的で温かい味に、雄大で大らかな北海道の息吹を感じます。

『OTTO SETTE TOMAMU』の雲丹をたっぷり使ったリーキのパンナコッタ
『OTTO SETTE TOMAMU』のディナーコース(全8品)は15730円。2品目に登場する雲丹をたっぷり使ったリーキのパンナコッタは、「あえてとろける食感に揃えて、一体感を意識した一品です」と鈴木シェフ。
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『OTTO SETTE TOMAMU』のマッシュルームのアニョロッティ
マッシュルームのアニョロッティ(詰め物をしたショートパスタ)は、目の前で生のマッシュルームをスライスして仕上げてくれます。
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イチ押しはミックスペアリング

「年々人気が高まっていますよ」とシェフお薦めのミックスペアリングを頼むのもおすすめです。ミックスペアリングとは、アルコールとノンアルコールを交えた内容のこと。

2種の趣向で登場する殻付きホタテは、トマム牛乳からチーズを作る際に出るホエイを活用した、紅茶ベースのモクテル(ノンアルコールカクテル)と共に。グリッシーニの衣を纏わせて揚げ焼いた鹿肉は、心地よいタンニンとジューシーさを感じるトスカーナの赤ワインと合わせれば、赤身の旨みがより深くなります。

「ミックスペアリングならではの体験を」と赤ワインと共にもう一杯供されるのは、中国茶の東方美人をベースにザクロやブドウの完熟味やシナモンを加えたモクテル。キュンとくる果実味とスパイス香が、軽やかな余韻へと誘います。

『OTTO SETTE TOMAMU』の殻付きホタテを使った一品
殻付きホタテは、香草パン粉焼と黄柚子を利かせたバターソースの2種の仕立てで登場。ミックスペアリングは7500円。ホエイを使ったモクテルのまろやかな酸味は特にバターソースと好相性です。
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『OTTO SETTE TOMAMU』の鹿肉のパナート(揚げ焼き)
この日のメインは北海道では馴染み深い鹿肉を使った揚げ焼き。枝肉を熟成させて旨みを上げたロースは滋味深い味わい。根セロリのピューレやバルサミコ酢、鹿肉のだしをベースにしたソースなどで味を変えながらいただきます。ミックスペアリングを選んだ場合は、赤ワインとモクテルの2種が同時に提供されます。
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霧氷ウォッチや‟お外でこたつ“も

展望ジェットバスを備えたスイートルームで北海道のワインとフレッシュチーズに酔いしれたら、翌朝はゴンドラに乗ってトマム山の霧氷ウォッチングへ。大自然が魅せる神秘的な白の世界は、言葉を忘れる美しさです。

せっかく北海道に来たのなら、絶好のパウダースノーも満喫したいところ。ひと滑りした後はぜひ、ゲレンデから直行できる「スキーインスキーアウトこたつラウンジ」で、おでんをつまみに日本酒の熱燗を。やりたいことがありすぎるトマムの冬は、2泊3日のプランを練るだけでも、ときめきます。

『リゾナーレトマム』のデザインスイートツインルーム
『リゾナーレトマム』のコンセプトは、「北海道の大地を感じるグレイスフルステイ」。200室オールスイートの贅沢な仕様が自慢です。写真のデザインスイートツインルームは2名1室利用の場合1名27000円~(朝食付)。
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「霧氷テラス」イメージ
トマム山の標高1088mに位置する「霧氷テラス」は3月末まで。写真は展望スポットのひとつ「Cloud Pool(クラウドプール)」(冬季は利用不可)。
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『TOMAMU Wine House』で購入できるVINO BAG。
敷地内にある『TOMAMU Wine House』で購入できるVINO BAGは1名あたり2000円。ワイン2 種(赤白各100㎖)に、モッツァレラチーズや鹿肉のハムなどのおつまみ4 種が付付いたお得なセットです。※写真は2名分。
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スキーインスキーアウトこたつラウンジのイメージ
食事や買い物を楽しめるホタルストリートのオープンテラスに冬季限定(3月末まで)で登場するスキーインスキーアウトこたつラウンジ(12:00~19:00)。屋外のこたつで温まりながら、昆布だしが利いた熱々のおでんをいただくという、ユニークな体験ができます。
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掲載号
あまから手帖2025年2月号

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。