大阪『山口果物』の「フルーツポンチゼリー」。果物屋さんの大ヒット手土産

トゥルン。優しくとろけるゼリーの中に、パイナップル、リンゴ、キウイ、メロン、ブルーベリー、オレンジ、グループフルーツと7種ものフルーツがキラキラ・ゴロゴロたっぷり。大阪の果物屋さん『山口果物』が作ったスイーツは、フルーツの香りや味わいが一つひとつしっかりと生きている。なかでもフルーツポンチゼリーは、大人も子どもも笑顔にしてくれる手土産としてもってこい。

三代目がオープンしたフルーツパーラー

大阪・空堀商店街を東へ抜けて、上町筋に出たところ。緑に白く染め抜いた文字は『FRUIT GARDEN 山口果物』。
果物屋としての創業は昭和40年代。そして三代目・山口直克さんが、若い世代に「もっと果物を」とカフェ風の洒落た店舗としてフルーツパーラーを構えたのは2004年のこと。

大阪・谷町六丁目『山口果物』看板
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名物「フルーツポンチゼリー」の始まりは

果物屋では、ちょっとぶつけて色が変わったりなどしてロスが出るのは当たり前。そこで「食べられるんだからフルーツポンチにしてみたら」「ゼリーにしたらおいしいかも」と、もったいない精神から生まれたのが、名物「フルーツポンチゼリー」。これが大ヒット。可愛い見た目で、大人も子どもも大好きなフルーツは、手土産にとっても喜ばれるから、たちまち1日に100個も出る人気者になり、もはやロスなど出る暇なし。
勢いに乗って、JR新大阪駅構内にも進出(新大阪店は、5月末より駅マルシェ改装工事のため一時休業)。

大阪・谷町六丁目『山口果物』フルーツポンチゼリー
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このフルーツポンチゼリーのおいしさの秘密は、透明なゼリーの優しい食感。

「ゼラチンや寒天とは違って、海藻と豆由来のゼリー粉を使っています」と、本店スタッフの浦谷さん。だからフルフルと柔らかでなめらかで、トゥルンと優しい。「普通のゼリーは苦手な人も、これは好きと仰ってくださいます」
そして、甘さは控えめで果物の味を前面に押し出しているのが果物屋さんならでは。

大阪・谷町六丁目『山口果物』フルーツポンチゼリー箱入り
「フルーツポンチゼリー」490円。箱は2個入り1030円~。写真は6個入り3140円~。毎日15時ころに、すぐ近くのセントラルキッチンから出来立てが届く。賞味期限は製造日から4日。
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ゼリーは全部で22種類!

大阪・谷町六丁目『山口果物』ゼリー
ゼリー各490円~。左から「パイナップル」「フルーツポンチゼリー」「いちご」。
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バリエーションも増えている。本店では7種のフルーツが入った看板商品「フルーツポンチゼリー」「パイナップル」「メロン」「紅茶とオレンジ」の4つが定番。さらに、季節ものが3種ほどと豊富に。季節ものは1年を通してなんと22種類も登場!取材日は、「しらぬい」「金柑」が。

大阪・谷町六丁目『山口果物』ショーケース
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大阪・谷町六丁目『山口果物』いちごタルト
店内ではフルーツをふんだんに使った「ミックスサンド」740円、「いちごタルト」450円などのスイーツも。
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豊富なカフェメニューからフレンチトーストを

本店では店内でカフェメニューも味わえる。
各種フルーツジュースやフルーツサンド、果物たっぷりのかき氷、生ケーキもいろいろ。フルーツをたっぷり使ったメニューが豊富にそろっていて悩ましい。
オススメは、フレンチトースト。パイナップル、バナナ、キウイ、オレンジ、ブルーベリー、グレープフルーツ、イチゴが山盛りで、もはや食パンが見えないほど。

大阪・谷町六丁目『山口果物』カフェの店内
果物てんこ盛りのフレンチトースト。食パン2枚1800円(1枚1700円)。ひとりで平らげる女性も多いそう。キウイとミックスのソース2種をチョイス。洒落たカフェ風の店内には女性が次々と訪れる。
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好きなソースが2種選べて、ミックス、キウイ、バナナ、パイナップルが定番で、ほかに旬のフルーツのソースも豊富。この日は、イチゴ、ミックスベリー、金柑、日向夏、デコポン、焼き芋というユニークなラインナップ。 選んだのは、ミックスとキウイのソース。ミックスにはオレンジ、パイナップル、リンゴなどなどを牛乳で混ぜたもので、まるで濃度の高いミックスジュース。柔らかいトーストを浸して食べると絶品。
具材の追加も可能なので、とにかくイチゴ尽くしとか、好きなフルーツでカスタマイズもできるので、楽しんで!

大阪・谷町六丁目『山口果物』三代目店主・直克さん
三代目店主・直克さん
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新大阪駅店が数年間、駅マルシェの改修工事で一時休業するので、その分、「催事に積極的に出ようと思ってます」とのこと。
また、オーナー山口さん=ナオ先生の「フルーツ大学」も再スタート予定。干し柿、ポン酢、ゆず胡椒作りなどを体験できるそう。インスタ要チェック。

大阪・谷町六丁目『山口果物』外観
コロナ禍を経て、店先に無人販売コーナーが登場。24時間いつでも購入可能な果物のほか、冷凍ボックスの中にはジュースや冷凍フルーツなども。
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writer

団田 芳子

danda yoshiko

食・旅・大阪を愛するフリーのフードライター。その地の歴史や物語を感じる食べ物・気質・酒が好物。料理人さんに“姐さん”と呼ばれると、己の年齢を感じつつもちょっとウレシイ。著書に『私がホレた旨し店 大阪』(西日本出版社)、 『ポケット版大阪名物』(新潮文庫・共著)ほか。