
【手作り体験】月化粧だけじゃない!『月化粧ファクトリー』前編
高速ぶっ飛ばして『青木松風庵』の『月化粧ファクトリー』へレッツらゴー!
関西在住のアラフォー編集者・おばやしが体験型施設に潜入し、 全力レポする連載「タンケン!タイケン教室」第7回目。想像を絶する盛りだくさんの内容に驚愕。急遽、前編・後編でお届け!
contents
大阪の新名所? 月化粧ファクトリーへ
「みるく饅頭 月化粧」と言えば、ミルクとバターが薫る、とろけるような食感で誰もが幸せ気分になれるお菓子。手土産に持っていくと喜ばれるあの銘菓、焼きたてが食べられる!だけじゃなく、手作りもできるらしい! と聞けばこれは行くっきゃない。ということで、市内から約1時間かけてやってきましたのは阪南市にある『月化粧ファクトリー』。
1階では、看板商品の「みるく饅頭 月化粧」に加え、名物の「朝焼きみかさ」、そして進物用のセットや生菓子、ケーキなどがズラ~ッと揃うショップがお出迎え。一画には「月化粧」の製造工程を実際に見ることができる工場見学エリアもあり、アトラクション感にアガる一行。
カゴを手にして買い物……しそうになる気持ちを抑え、ファクトリー2階で開催されているお菓子作り教室(予約制)へ向かいます。
まずはタイケン!お買い物はその後で。
なんと和菓子を4種類!!
自分の手であの「月化粧」が作れるなんて~♪と、ウッキウキでエプロンを着用すると、センセイがひと言。
「まずはいちご大福からでーす。お手本を見に前に集まってください」。
おお、季節商品も作らせてもらえるんですね~(ニコニコ)。
「今日は4つのお菓子を作っていただきます。
フルーツ大福
薯蕷(じょうよ)饅頭
上生菓子
そして月化粧です」
え? それ全部やるの? 今から? ココで?
センセ、本気過ぎますやん……頑張ります!
お手本を見せていただいた後、いざフルーツ大福作りにとりかかる。
餅粉と上白糖をボウルでしっかり混ぜ、水を少しずつ加えながらペースト状にして蒸すと求肥(ぎゅうひ)に。教室では予め蒸し上げた求肥が用意されていて、これを伸ばして、イチゴとパイナップルをそれぞれ包んでいく…んですが。
センセイはするするっとまとめていたけど、具材となるイチゴもパイナップルもでっかいし、これが難しい。入らなくなったジーンズに、身をよじりながら押し込む感じというか…(ほかに表現なかったか?)
求肥がやわっやわでなかなかうまくまとめられないぞ。
厚みが均一になるようにくるくる回しながら、巨大なイチゴとパイナップルを収めていきます。破れはしなかったけれど、なんだかゴツゴツ……。それでも手塩にかけたうちの子、胸を張って愛らしいわ。
そして作り立てを試食。
おおぉぉーめちゃジューシー! やわらか~!
求肥はほんのり温かくて、中のフルーツは冷たいという温度のコントラストも作り立てならでは。
う~ん、やっぱりフルーツは白あんと合うよね。コレ“関西風”で、『青木松風庵』はその元祖とのこと。
休む間もなく、お次は薯蕷饅頭。
「紅白饅頭で知られていますね。なにからできているかご存知ですか?」
え?そら芋ですよね、ほら、なんやったっけ、芋…。
「ハイ、大和芋です。これをすりおろしたものを上白糖、上用粉と合わせてこねていきます」
ああ、そうそう、大和芋!
コレの難しいところは、ただ素材を混ぜるんじゃなくて「合わせる」ってとこ。
粉を重ねて押してを繰り返して…ピザ生地をコネコネしているみたいで、さっきの求肥より格段に柔らかいんです。
ボウルの中に粉がなくなったら生地の完成!
こしあんをフルーツ大福と同じ要領で包んで、8分ほど蒸すと…
ほわわぁ~~~!
シンプルだからこそ分かる素材の良さ!
冷凍とかパウダーじゃない、生のお芋を使っているから?
しっとりもっちり、そしてふんわり。うんまーい!
いよいよ「月化粧」を作る!
真打登場「月化粧」。
こちらは予め配合された「月化粧」の生地を伸ばして、専用あんを包む作業です。
とはいえ、餅でないから生地が伸びないので勝手が違います。
感覚としては粘土…いや、ギョウザを包んでる感じに近いかな?
想定していた10倍ぐらいの作業量に息切れしながら、
丸めた「月化粧」はオーブンへ。
10数分後に焼き上がった姿はちょっと色黒だが、そのお味は…?
続きは、後編にて。

writer

おばやし零余子
obayashi
兵庫県宝塚市在住の独身アラフォー編集者。酒と酒場好きで、年々大きくなる身体に危機感を覚え山登りに目覚めるが、一向に痩せる気配なし。最後の晩餐は雑煮。
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