【手作り体験】気分は完全に和菓子職人『月化粧ファクトリー』後編

「月化粧」でお馴染み『青木松風庵』さんの『月化粧ファクトリー』にて、前編に続き本気のお菓子づくりをタイケン。「月化粧」の焼き上がりから、お菓子作りも終盤へ。試食に魅惑の工場見学に、お腹もココロも満たされる『月化粧ファクトリー』後編!

できたて「月化粧」のお味は?

商品のように焼き目が均一に入った美しい姿ではないものの、 味があるといえばあるマイ「月化粧」が焼き上がりました! 焼きたてはぬっくぬく。
あんに含まれるバターやミルクが固まりきっていないから、トロ~ンとしていて、商品にはないおいしさがっ!

焼き上がり月化粧
オーブンから出すと、焼く前はキレイだった表面に、小さいひび割れがちらほら。でもこれが、手作りっぽくて良い。センセイの月化粧(右)は焼いてもつるつる。
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フィナーレは本気の生菓子

そしてお菓子作り教室もいよいよ終盤。
「最後は、色んな技を使って美しく仕上げる上生菓子です。『青木松風庵』の練り切りは、山芋を蒸して裏ごししたものを白練あんに練り込む『薯蕷(じょうよ)練り切り』。これを使って春らしい桜をイメージした生菓子をつくりましょう」とセンセイ。

ついにラスト4品目! センセー! 集中力が切れそうです! 頑張ります!
ピンクの練り切りを広げて、中央に白い練り切りを置いたら、淡いグラデーションを付けるように指の腹でぼかしていきます。薄く広げてこしあんを置いて包んだら、花の形を想像しながら箸の先でフチに5本線を入れて、指を押して花びらの形に。

桜の上生菓子
手が乾燥していると練り切りがくっつくので注意が必要。使用するのは、和菓子専用の道具ではなく、箸。「家でも挑戦してもらえるように」との配慮から。堂々としたセンセイ作(右)と比べると、肩身が狭そうな自作。
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完成したら飲み物(お抹茶かお茶、ジュースから選べる)と一緒にいただきます。
4品も作ったからか、気分は完全に和菓子職人。最後は上品な甘さと練り切りのなめらかさに腕を組んで唸ってみたりする。

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教わって、作って、味わって。 みっちり2時間のお菓子作り教室。
作った分は、タイケン中に試食したものを除いてすべて持ち帰ることができ、並べてみると、どどんとこの量!
これは…お買い得と言うほかない。

出来上がりのお菓子たち
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2秒に1個売れる「月化粧」人気の秘密

教室をあとに、1階の見学スペースへ。

見学スペース
入口で人数を入力して受付完了。試食用引換券が出てくるので、最後までなくさないように。
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予約なしで当日参加OKの見学ツアーです。 まずはミニシアターで、キャラクター・つくろーくんとみるもちゃんによる「みるく饅頭」の紹介映像を。2010年の「月化粧」誕生秘話や、白金時と大手亡(おおてぼう)を使った自家ブレンドの白あんや隠し味のお話など、大人も子どもも楽しくお勉強。いよいよ製造ラインを見学します。

工場
歴史が分かる年表や「月化粧」トリビアなどが分かりやすく展示されている。
広く清潔な製造ラインでは、綺麗に整列した「月化粧」が流れてくる。その数、1時間に3600個! この工場には2台が稼働しているから7200個が生まれている。これが「2秒に1個売れている」の現場だっ。
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見学最後はお待ちかね、できたて試食タイム。
ほんのり温かい作り立ては、さっき自作したものとは違い、均一に焼き色が入った美しい“満月”。トロ~ッとしたなめらかあんに、思わず目をつぶってしまう…。これはココだけでしか味わえない!

作ったお菓子もたくさんあるし、身も心もほっくほく。
りんくうのアウトレットのついでじゃなく、ココを目指して来てほしい満足度でした!

できたて月化粧
試食コーナーには、和菓子に合うようブレンドされたコーヒーなども用意されている。凍らせて「あいす饅頭月化粧」にしても美味しいらしい。天ぷら衣をつけて揚げても!実はアレンジ多彩な「月化粧」。工場見学限定で、できたて「月化粧」の購入も可能。
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一日かけて楽しみたい!予約方法

体験名:和菓子作り体験教室
料金:4500円
定員:20名
体験スケジュール:火曜日14:00~16:00 日曜日10:00~12:00
レッスン内容:季節の上生菓子(練り切り)、手包み月化粧、薯蕷まんじゅう、季節のフルーツ大福
・お菓子作りに参加しない付き添いの方の来場は【子ども(小学生以下)1人につき大人1人】まで。大人の参加者への付き添いはできません。
・子ども(小学生以下)だけでの申し込みは不可。必ず大人1人以上と一緒に申し込みください。
・開催日の3日前から100%のキャンセル料が発生します。
予約はこちら

センセイたちと
ありがとうございました!
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関西在住のアラフォー編集者・おばやしが人気の体験型施設に潜入! 全力レポする連載「タンケン!タイケン教室」

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writer

おばやし零余子

obayashi

兵庫県宝塚市在住の独身アラフォー編集者。酒と酒場好きで、年々大きくなる身体に危機感を覚え山登りに目覚めるが、一向に痩せる気配なし。最後の晩餐は雑煮。