フランス料理『プレスキル』のほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ

有名料理人直伝、大阪ガスのSiセンサーコンロのガス火で作るレシピをご紹介。指南役は、日本のフランス料理界に影響を与えたアラン・シャペル氏のエスプリを受け継ぐ、『プレスキル』の佐々木康二シェフ。お手軽フレンチメニュー5品を教えていただきました。
まず1品目は、スパイスの香りが食欲をそそるフランス風南蛮漬け。魚はカレー粉入りの衣を付けて揚げ、マリネ液に漬けます。魚は鯛、アジなど好みの魚でOK。マリネ液にリンゴ酢を使っているので、酸味が穏やかで食べやすいですよ。初夏の時期にぴったりの前菜です。

材料

  • 4人分
    サワラ(鯛やアジなどでも可。切り身を薄くスライス)…160g
    塩…ふたつまみ
    黒コショウ…少々

    〈A〉薄力粉…30g
    〈A〉カレー粉…6g

    〈B〉サラダ油・リンゴ酢…各40ml
    〈B〉バルサミコ酢…小さじ2
    〈B〉砂糖…10g

    〈C〉ニンジン・大根(各マッチ棒ぐらいに切る)、ラディッシュ(薄い輪切り)、チャービル(葉)…各適量
    〈C〉揚げ油…適量

作り方

1
〈A〉をよく混ぜ合わせ、ふるいにかける。
2
サワラに塩と黒コショウを振り、1をまぶす。ザルに移し、余分な粉を払う。
3
フライパンに揚げ油を2cm高さほど入れ、温度キープ機能を180℃に設定する。①を加え、衣の黄色が濃くなり表面がカリッとするまで揚げる。
ほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ、揚げる
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4
バットに混ぜ合わせた〈B〉を入れ、揚げたての③を加えて常温になるまで漬ける(冷蔵庫に入れて冷製にしてもよい)。
5
④を器に盛り、〈C〉を飾る。
ほんのりカレー香る 鰆のエスカベーシュ
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profile

フランス料理『プレスキル』

シェフ 佐々木康二さん

1988年「神戸ポートピアホテル」の『アラン・シャペル』で上柿元 勝氏に師事し、92年には長崎・ハウステンボスの『エリタージュ』に転職。パリの『ホテルクリヨン』など、ヨーロッパでも研修を重ねる。2009年「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」に日本代表として出場し、世界第8位に入賞。2015年に同店のシェフに就任。大阪で数少ないグランメゾンで “不易流行”の信条のもと、古典的な料理の中に新味を加えた料理でフランス・リヨンのエスプリを届けると共に、若手料理人の育成にも力を注ぐ。

使用したコンロは
クラスSプレミア[Rシリーズ]

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amakara.jp編集部

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関西の食雑誌「あまから手帖」(1984年創刊)から生まれたwebメディア「amakara.jp」を運営。カジュアル系からハレの日仕様まで、素敵なお店ならジャンルを問わず。お腹がすくエンタメも大好物。次の食事が楽しみになるようなワクワクするネタを日々発信中。