【ハレの日レシピ】『ラ・ピニャータ』茹でないパスタ!?「アッサジーナ」

真っ赤な色が鮮血を連想させる、その名も「アッサジーニ=暗殺者」。プーリア生まれの“茹でない”パスタが、今、イタリアで流行ってるとか。
パスタをトマトソースに割り入れて、トマトだしで焼き色が付くまで煮詰める。フライパン一つでできる手軽さとは裏腹に、「しっかりとソースを吸わせて、ちょうどいい加減に麺を煮るのが案外難しいんですよ」と『ラ・ピニャータ』の溝口淑之シェフ。
ねちっとした歯触りで、独特の噛み応えがあり、ナポリタンをピリッと辛くした印象。ハレの日の食卓に、こんな意外性のあるパスタも面白い。

材料(1人分)

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パスタ(スパゲッティーニ)…60g
ニンニク(スライス)…1片分
タカノツメ(輪切り)…1本分
トマトペースト…大さじ1
オリーブ油…12ml
[A]トマトジュース…200ml
[A]水…200ml
[A]塩…2g
パルメザンチーズ…10g
モッツァレラチーズ(1㎝角)…20g
塩…適量

作り方

<トマトだしを温める>
①Aを鍋に入れてひと煮立ちさせる。

<トマトソースを作る>
②フライパンにオリーブ油とニンニク、タカノツメを入れ、弱火にかけて香りを出す。ニンニクがキツネ色になったら①を80ml入れ、トマトペーストを加えて煮溶かす。

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<パスタをトマトソースで煮る>
③パスタを半分に割って入れる。混ぜずに中火で加熱して、麺にソースを吸わせる。煮詰まったら①を80ml足し、底に焼き色が付くまで5分程度煮込む。“茹でないパスタ”なので、火の通りが早い細めのスパゲッティーニがオススメ。

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④麺をひっくり返し、①を80ml注ぎ入れ、③と同様に底に焦げが付くまで約4分煮込む。途中。煮詰まったら①を足すこと。火加減は中火を基本に、一気に煮詰まりそうだったら火を弱めて調整すること。

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⑤再びひっくり返して、残りの①を注ぎ入れる。スパゲッティーニがソースをしっかりと含み、持ち上げると画像左のようになったら、麺をほぐすようにして広げ、汁気がなくなるまで煮込む。

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⑥おいしそうな焼き色が全体に付いたら、火を止める。パルメザンチーズ5gをしっかりと絡め、塩で味を調える。

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<仕上げる>
⑦皿に盛り、モッツァレラチーズをのせる。パルメザンチーズ5gを振りかける。

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教えてくれたのは、溝口淑之シェフ
1975年、福岡県小倉生まれ。辻調理師専門学校在学中、とあるイタリアンで松本喜宏シェフ(現『トラットリア・パッパ』)のアクアパッツァに感動し、イタリアンの道へ。大阪で数軒を経験した後、一世を風靡した『マーブル・トレ』に入店。系列店でシェフを務めた。プーリア人が営む西宮市のイタリアンで厨房を任され、プーリア料理に開眼し、2013年、『ラ・ピニャータ』を開店。19年に2号店『マンジャエベーヴィ!! 』、24年には大阪駅直結のバルチカ03にバールも展開している。

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