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ザ・リッツ・カールトン大阪の『香桃(シャンタオ)』で 優雅なる真昼の点心遊戯

上海出身の点心師・王勝君(おうしょうくん)さんを迎えてパワーアップ。この秋から利用しやすい価格へと変更した点心ランチは、期待を超える充実度。美しい中庭と調度品に囲まれた桃源郷のような空間に、心も満たされます。

本場点心師の力作揃い

中国製陶器が煌めくモザイクアートや個室の壁一面を飾る中国美術品に見惚れながら、翡翠色の蒸し餃子に続けて、むっちりとした焼売をひと口。6種のキノコを使った肉餡ならではの深い滋味は、つい無言になる美味しさです。

その他にも、自家製釜焼き叉焼(チャーシュー)入りの焼きパイや大根餅に、上湯(シャンタン)で炊いた上等な粥まで…。生まれ変わった平日限定の点心ランチは、30年以上のキャリアを誇る点心師・王さんの力作揃いです。奇をてらわない定番を軸にしたコース構成は「点心の真髄を飾らず伝えたい」という熱意から。細部に工夫を凝らした真っ直ぐな料理が、格調高い空間に相応しい品と居心地の良さを生んでいます。

『香桃』の点心ランチイメージ
これまで7900円で提供していた平日限定点心ランチを組み替えて、大胆にも6500円に変更。この日の季節の蒸し点心は、海老蒸し餃子、鶏肉とキノコの焼売、ニラと豚肉の秋葉蒸し餃子の3種。
『香桃』の点心ランチイメージ
揚げ焼き点心は大根餅、海老のトースト揚げ、叉焼入り焼きパイの3種。奥はクワイ入りの牛肉団子です。
『香桃』の点心ランチイメージ
胃を温める中華粥は、この日は豚肉入り。このほか、前菜盛合せとデザートまで付く、充実した内容が見事です。
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『香桃』の点心師・王勝君さん
北海道の名ホテルでも腕を振るっていた王さんのレパートリーは100種以上。海老のトースト揚げは海老に豚背脂の旨みを融合させてプリッとした食感を強調するなど、見えない工夫の手札は尽きません。
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『香桃』の鮑入り海鮮3種と黄ニラの強火炒め
牛肉団子はプラス1800円で、こちらの鮑入り海鮮3種と黄ニラの強火炒めにアップグレート可能です。
『香桃』のマンゴープリン
さらにデザートも、プラス1500円で鯉を象ったマンゴープリンに変更できます。
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『香桃』の店内イメージ
広々とした空間と、どこか厳かな雰囲気。ここだけでしか味わえない高級感が非日常へと誘ってくれます。
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中国茶とのペアリングも

点心に中国茶は、欠かせない存在。「リーデル」のワイングラスを満たす黄金色の液体は、高級茶藝師・小田純也さんが選び抜いた台湾烏龍茶の水出しです。爽やかに舌をリセットしてくれる中国茶との軽快なペアリングは、優雅な昼の贅沢によく似合います。

『香桃』の中国茶イメージ
小田さんが11月にお薦めするのは台湾烏龍茶「冷泡四季春」1600円。じっくり水出しして甘みと旨みを引き出しています。中国茶は常時12種前後用意されています。
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