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イタリア現地のように、気軽に一杯。京都・二条『タヴェルナ イル ヴィアーレ』

本格イタリア料理店『カ・デル ヴィアーレ』のほど近くにある、2号店の『タヴェルナ イル ヴィアーレ』。イタリアでは、居酒屋や食堂を意味する「タヴェルナ」。コーヒーやワイン一杯からガッツリまでOKの現地スタイルで、気軽なサク飲みが叶います。

二条駅すぐ、終電前まで飲める店

ブルーの壁と、たなびくイタリア国旗が目印。JR二条駅の目の前という嬉しい立地もあって、近所で働く人々が仕事終わりにふらりと寄ってから電車に駆け込む…なんて姿もここでは日常茶飯事です。

京都『タヴェルナ イル ヴィアーレ』外観
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「研修のためにイタリアに行く時には、現地の人がワイワイ集まるカジュアルなお店にも足を運ぶのですが、本店『カ・デル ヴィアーレ』の近くにもそんなお店を作りたいなと思ったのがきっかけでした」と、オーナー・渡辺武将さん。

北イタリア・ピエモンテ州の本格イタリアンをコースメインで提供する本店とは異なり、こちらはアラカルトのみ。スルスルと飲めるものを中心にセレクトしたグラスワインは660円〜と、価格帯もリーズナブルです。

「仕事終わりに僕が食べたい、シンプルなパスタをメニューに入れたんです」と、本店では味わうことのできない、ペペロンチーノやペンネゴルゴンゾーラといった定番のパスタも登場。イタリアのバールに登場するゼッポリーニ(イタリアの揚げピザのようなもの)などの気さくな一品もそろいます。

京都『タヴェルナ イル ヴィアーレ』内観
本店同様、こちらのスタッフも毎年イタリア研修に参加。醸し出す空気感や美味な料理は、本物を知っているからこそ。
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また、コーヒーやエスプレッソ一杯からでもOKなイタリアのスタイルもしっかり踏襲。二軒目使いはもちろん、お酒が飲めない人と一緒に訪れやすいのも嬉しいところです。

最初の一杯はぜひイタリアンビールを

ワインやカクテルといったお酒のほかにも、「ぜひ飲んでほしい」といちおしなのがイタリアンビール。

京都『タヴェルナ イル ヴィアーレ』のビール
「樽生モレッティ」。写真は中サイズ(400ml)、1100円。
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「イタリアで飲むモレッティがおいしすぎて!ぜひみなさんにも飲んでいただきたいなと思ったんです。業者さんに無理を言って、樽をイタリアからそのまま運んでいるのですが、京都で樽生のモレッティを飲めるのはここだけなんですよ」。

フレッシュさとまろやかさを感じる少ししっかりとした味わいは、イタリア料理と相性抜群です。

お酒泥棒な「前菜盛り合わせ」

オーダーに迷ったら、ぜひこちらを。前菜を少しずつアレコレいただけるボリューム満点の盛り合わせです。

京都『タヴェルナ イル ヴィアーレ』の「前菜盛り合わせ」
「前菜盛り合わせ」3300円。
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この日は、仔牛のトリッパのピリ辛トマト煮込みやアサリの白ワイン蒸し、鰯のマリネなど。京鴨肉と「京都ぽーく」、九条ネギや丹波黒豆、フェンネルなどで作る、本店で人気の香り豊かなオリジナルハム「京都モルタデッラ」も入っています。お酒泥棒な一皿とは、まさにこのことですね。

シェフが感動した「四万十ポーク」

イタリア産の生ハムの輸入が禁止されたことで、1年半ほど前から本店では自家製ハムやパンチェッタなどに使用しているという「四万十ポーク」。

シェフが全国を探し求めて、やっと出合ったという最高の豚肉。こちらでも、ステーキでガッツリと味わうことができます。

京都『タヴェルナ イル ヴィアーレ』の「四万十ポークのステーキ」
「四万十ポークのステーキ」200g 3080円。写真は肩ロース。
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「『四万十ポーク』は芋けんぴやジャガイモ、食パンなどを与えて育てているそうで、その様子を実際に見て驚きました。脂がすっきりとしていてしつこくなく、本当においしいんです。イタリア産のものにもよく似ていると感じています」と渡辺さん。

きめ細やかで上品な肉質にバルサミコソースの深い味わいが寄り添い、旨みたっぷりなのに後口はさっぱり。女性でもぺろりと平らげる人が多いというのにも納得です。

本場のイタリアの味をきっちりと表現しながらも、気軽な使い勝手が嬉しい一軒。電車に乗る時間ギリギリまで、思わず乾杯してしまいそうです。

進化し続ける、ピエモンテ料理。京都・二条『カ・デル ヴィアーレ』

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