『W RETREAT CAFE』の身体からきれいになる美腸食

「美は健康な身体から」。美容クリニック『W CLINIC』が手掛ける『W RETREAT CAFE』は、腸に優しい食事の提供を心掛けています。“美腸食”を掲げる同店こだわりのメニューには、冒頭のコンセプトに偽りなし、な説得力がありました。

9種の野菜料理で美しく

美容クリニックの入ったビルの10階にあるカフェ。興味を引いたのは、フランス料理の王道を歩む『レストラン ヴァリエ』の高井実シェフが監修されていると聞いたため。他にも医師、薬剤師、管理栄養士など各方面からのサポートの上、2022年に誕生した店です。
メニューを開くと、グルテンフリー、白砂糖フリー、食品添加物フリー、白米フリー、トランス脂肪酸フリー…と、思わずフリーの意味を改めて検索したくなるほどに、目に飛び込んでくるフリーの数。
調理を担当するのはイタリアン出身の小原敏博シェフ。お薦めは、彩り豊かな9種の小鉢が並んだ月替わりの「VEGAN」セット。ふろふき大根の金山寺味噌、ゆずとさつまいものピクルス、かぼちゃの薬膳煮、長芋ときゅうりの白醬油漬けなど、契約農家「オーシェフファーム」の育てる有機野菜を主役とした定食です。
「おだしは野菜から、2日間かけて取っています。肉や魚を使わない分、淡泊な味わいにならないよう野菜の旨みとスパイスを組合せ、よい塩梅を研究しています」
基本的には「見立て料理」ではなく、野菜本来の持つ旨みがダイレクトに伝わる料理を提供しているという小原シェフ。ポン酢は自家製で、豆腐も店内仕込みだというこだわりよう。毎月ランチに訪れないと、損した気分になりそうです。

VEGAN
月替わりの「VEGAN」2500円。小鉢は完熟トマトのハーブマリネや春菊とひじきの山芋すり流しなど、季節の野菜を使用。大豆ミートを使用したドフィノワ(フランス南東部・ドフィネ風グラタン)といった洋風の味も取り入れて。野菜だしで炊いた玄米ご飯付き。
小原敏博シェフ
以前は同ビルに入っていたイタリア料理店を営んでいた小原敏博シェフ。『ヴァリエ』の高井実シェフと最終調整をしつつ、毎月のメニューを決める。12月は「赤玉漢方薬局」監修のスープカレーをメインに置く予定だそう。
W RETREAT CAFE
緑に囲まれた、広々とした居心地のよい空間。元々別の店名でクリニックに通う女性向けのカフェとして営業をしていたが、2022年に屋号を変更。ヴィーガンの店として生まれ変わった。
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At the W Retreat Cafe, Beauty Begins with the Gut

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