昼飲みにもピッタリな、大阪・梅田『串カツ七福神』

レア気味に揚げたマグロや紅ショウガなど、常時40種類もの串カツがスタンバイ。大阪駅前第4ビルの地下2階にある小さな専門店は、昼飲みも大歓迎。初めてでも楽しめる気さくなもてなしも魅力です。

大阪駅からすぐ、第4ビルの地下

『串カツ七福神』の創業は2007年。場所は阪神梅田駅西口にあった地下飲食店街「ぶらり横丁」の一角。スタンディング方式で8名のみという、小さなお店からのスタートでした。

阪神百貨店の建て替えに伴い移転して、2015年から大阪駅前第4ビルの地下2階での営業に。気さくなカウンタースタイルはそのままに、席数は24席へと大幅にアップ。「通いやすくなってありがたい」と、前店からの常連客も多い人気の専門店です。

『串カツ七福神』外観
店の場所は、喫茶店や居酒屋などの飲食店がひしめく大阪駅前第4ビルの地下2階です。2024年にオープンした話題の商業施設「イノゲート大阪」のバルチカ03にも姉妹店があります。
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メレンゲ入りのサクサク衣!

壁一面に品書きが貼られた串カツは常時40種類ほど。エビやレンコン、紅ショウガ、舞茸、タコなどの定番から、レアに揚げるマグロやシナモンシュガーをかけていただくリンゴ、ライスボールなど、個性的なメニューまで幅広く揃っています。

串カツのソースは、ウスターソースをベースに赤ワインやリンゴを加えたオリジナル。だし醤油や一味唐辛子、ポン酢などの調味料各種が常備されていて、自由に味を変えていただけるのも魅力です。

揚げ油はコクのあるラード(豚肉の背脂)100%、薄力粉や卵液で作るバッター液は、山芋のすりおろしとメレンゲ入り。
「山芋で表面のサックリ感を、メレンゲで中のふわっとした軽さを出しています。こうすることで、ラードの旨みがありながらもしつこくない衣になるんですよ」と店主の大越士朗さんがおいしさの秘訣を満面の笑みで明かします。

『串カツ七福神』の品書き
黄色い札が串カツ、赤い札がドリンクです。
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『串カツ七福神』の串カツイメージ
串カツは1本150~280円。突き出しのキャベツのお替わりは100円。「舞茸やブロッコリーなどの野菜にはだし醤油が合いますよ」と大越さん。
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『串カツ七福神』のリンゴ
シナモンシュガーを振りかけていただくリンゴは170円。デザート感覚の一品で特に女性に人気があるそうです。奥に見えるのは食べやすいチューリップにした若鶏(手羽元)280円。
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締めは牛スジ入りのミニカレーを

串カツ以外のサイドメニューは、10品ほど。あっさり醤油味に炊き上げたすじコン煮やきゅうり漬けなど、串カツにもビールにも合う品々が少数精鋭でスタンバイしています。

なかでも常連客の多くが頼むのが、〆のハーフカレー。牛すじ肉をベースに玉ネギやニンジンなどの香味野菜を加えてコトコト煮込んだ手作りカレーは、程よい辛さとコク。数口だけという小皿仕立てが締めに嬉しいと好評です。

『串カツ七福神』のすじコン煮など
すじコン煮は550円。きゅうり漬けは300円。リーズナブルな価格も人気の理由です。
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『串カツ七福神』の〆のハーフカレー
〆のハーフカレーは450円。ライス抜きのディップカレー350円を頼んで、串カツにカレーを絡めていただくのもおすすめです。
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大阪駅から歩いて5分足らずで、アイドルタイムなしの通し営業。盛合せもありますが、食べたいものを食べたいだけ自由に頼む方が大半で、昼から生ビールや酎ハイに酔う風景が当たり前。ひとりでふらりと訪れるも、気の置けない仲間と肩を並べて寛ぐもおすすめの、覚えておいて得しかないお店です。

『串カツ七福神』の店イメージ
『串カツ七福神』の内観
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