
ディープな会館で目利き店主の魚料理を。京都・大宮『立ち呑み 魚 酒 うどん マルキ』
contents
魅力に惹かれて「新宿会館」へ移転
あたりが暗くなる夕方、ライトで光る看板がひと際存在感を放つ、「新宿会館」の入り口。通路を抜け、突き当たりの階段を上がったところに『立ち呑み 魚 酒 うどん マルキ』はあります。
もともと千本北大路で営業していましたが、「新宿会館」の魅力に惹かれた店主の北原泰晶さんは、「店舗が空いたらゆうて」と会館の知り合いに言っていたそう。そうして2017年、空きが出たタイミングで念願の移転。“立ち飲みのカウンター”という北原さんがやってみたかったお店をそのまま形にしました。
新鮮な魚介料理が18種以上
ホルモンや冬季限定のおでん、うどんなどメニューは多彩ですが、こちらの自慢は旬の魚介を使った料理。鮮魚店で20年勤めた経験のある北原さんが、毎日京都市中央市場に通い、厳選した魚介を仕入れています。
この日のいちおしは、北海道産の茹でずわい蟹。甲羅にたっぷりと詰まったカニ味噌は、臭みがなく濃厚。ぷりぷりとしたカニ身にカニ味噌をたっぷりとのせ、旨みと酸味のあるカニ酢につけていただきます。
「本マグロを使うのは、他ではなかなかないで」と、北原さんが自信を持っておすすめするのは「本まぐろホホ肉炙り」。分厚く切られた贅沢な身はまるでお肉のようで、噛むごとに旨みがじゅわり。脂がたっぷりのっているので、さっぱりとしたポン酢と大根おろしがよく合います。
ころんと可愛い見た目の「マルキコロッケ」は定番人気メニューの一つです。サクッとした衣に箸を入れると、ホワイトソースの中に貝柱やエビが入っていて、クリーミーなソースと魚介の旨みが絶妙に混ざり合います。
もちろん、お酒メニューも充実していて、京都・富翁などの日本酒からハイボール、焼酎、生搾り酎ハイなどがスタンバイ。料理に合わせて、いろいろ飲み変えするのも楽しいです。
ディープな「新宿会館」ですが、客層は20代の学生から女性のグループ、お年寄りまで幅広いそう。お店の気さくな雰囲気も手伝って、飲み始めると、足を踏み入れた時の緊張感もどこへやら。はしご酒をしに、気軽に立ち寄りたくなるお店です。
data
- 店名
- 立ち呑み 魚 酒 うどん マルキ
- 住所
- 京都府京都市中京区七軒町470-32 2F
- 電話番号
- 080-5356-4103
- 営業時間
- 火〜土 17:00〜23:30(23:00LO)、日曜 13:00〜21:00(20:30LO)
- 定休日
- 月曜
- 交通
- 阪急大宮駅より徒歩3分
- 席数
- カウンター20席
- メニュー
- 本まぐろ中おち450円、かきポン酢580円、ホルモンハツ430円、おでん各種130円〜(冬季限定)、日本酒グラス660円〜、生ビール430円。
- https://www.instagram.com/maruki.omiya/
recommend