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大阪・日本橋『麺のようじ』の、鶏の旨み&甘みが爆発する鶏節 極塩らーめん。

三重・松阪の銘柄鶏、「伊勢赤どり」をじっくりと煮込んだスープとかつお節ならぬ“鶏節”の風味が合わさることで、幾重にも重ねられた鶏の旨み溢れる塩らーめんをぜひ。

著名人も通う、日本橋のラーメン店

2013年に大阪・日本橋のはずれで開店し、瞬く間に人気店の仲間入りを果たしたラーメン店『麺のようじ』。開店から十数年、あまたの著名人も足繁く通うこちらの店の味を3代目店主の太井孝幸さんが受け継ぎ、守っています。

『麺のようじ』店主
店は千日前通と松屋町通の交差点から北へ歩いてすぐ。店内にはここを訪れた著名人のサイン色紙がズラリと並ひます。吉本興業(特に新喜劇!)の芸人さんのサインが多いのも日本橋というお土地柄なのかも。
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鶏の旨みと風味が爆発する、透明のスープ

こちらで圧倒的人気を誇るのが、鶏節 極塩らーめんです。特筆すべきは、その透明度に驚くスープ! 旨みしっかりで臭みが少ない三重・松坂の銘柄鶏である「伊勢赤どり」の丸鶏と鶏ガラを、フルーツや野菜と一緒に沸騰させることなく炊くこと約6時間。丁寧にアクを取りながら繰り返し濾して濁りのないスープに仕上げます。さらに完成まではもうひと工程。そこに道南産の真昆布と鶏ムネのミンチを加えてさらに炊き、ようやく『麺のようじ』の命となるスープができあがります。

『麺のようじ』伊勢赤どりのスープ
見よ、このにごりのなさ! このスープがさまざまならーめんに使われるベースになるのです。
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鶏の旨みと風味がたまらない一杯に仕上がる理由は、かえしにも。塩ダレベースのかえしに使われる鶏油は、鶏皮からではなく鶏節から取られたもの。高級食材としても知られる鶏節をたっぷり使うことで、香り高く旨みと甘みが感じられる鶏油に仕上がると太井さんは話します。このかえしとスープ、京都の『麺屋棣鄂(ていがく)』の中太麺が合わさって…あっさりながら、鶏の旨みが幾重にも感じられる唯一無二の一杯が完成するのです。

『麺のようじ』鶏節
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『麺のようじ』鶏節 極塩らーめん
鶏節 極塩らーめん950円。舌触りなめらかな豚のレアチャーシュー&鶏モモのチャーシュー、スープの味を邪魔しないようシンプルに調味した味玉、食感に変化を与えるカラフルなあられとオニオン、刻んだ柚子の皮の爽やかな香りもいいアクセントに。
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鶏節 極塩らーめん人気に迫る一杯も!

「実は鶏節 極塩らーめんに迫るほど人気のらーめんがありまして」と太井さんが出してくれたのが、鶏ドロつけ麺です。鶏ガラで取る白湯スープをベースにたっぷりの野菜を合わせてミキサーで撹拌。パンチのあるニンニクの風味とザラザラどろりとした舌触りのつけ汁は、まるでポタージュです。あっさりとした鶏節 極塩らーめんとのはまるで正反対の、ガッツリパワーが出そうな一杯。ぜひ、あなたもズズっと!

『麺のようじ』鶏ドロつけ麺
鶏ドロつけ麺1300円。最後まで熱々のスープで麺を楽しんでほしいと、つけ汁は石焼の器で提供。つけ汁を残してライスをドボンする男性客も多いのだとか。
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