
大阪天満宮『サザンピーズ』でニューオーリンズの料理とカクテルを。
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ニューオーリンズの味って?
「アメリカはアメリカでも、ウチで出すのはルイジアナ州ニューオーリンズの味です」と、店主の植囿(うえぞの)克俊さん。アメリカ南部に位置する都市・ニューオーリンズは、フランスをはじめとするヨーロッパやアフリカなどの影響を受けている地域。現地の食材をもとに発展したのがケイジャン料理で、植囿さんはドライハーブを多用して風味豊かに仕立てられる味はもちろん、「食事を楽しむ文化」にも惚れたのだとか。
メニューは、オクラやキャットフィッシュ(アメリカナマズ)、グリーントマトなどのあまり見かけない揚げ物、スペアリブやジャンバラヤ(パエリアのような炊き込みご飯)などのボリュームある料理にデザートと、約30種が揃います。
名物は、具材がゴロゴロ入ったシチューのようなルックスの「ガンボ」。バスマティライスをブレンドした米と一緒にいただく濃厚なスープで、ブイヨンでオクラや自家製アンドゥイユ(ソーセージ)や野菜、甲殻類を煮込んだ手の込んだ一皿。スパイスやハーブの香りはひと口目から感じるものの、それよりもコク深さと優しい味わいがじわりと沁みます。
「現地の伝統的な味の要はスパイスの調和。メニューはどれも気さくだけど、その奥の“深い”味わいを楽しんでもらえたら」。
withカクテルで現地流を味わう
複雑かつ絶妙なスパイス感あふれる料理の数々に、お酒が進むこと必至。「カクテルと合わせるのが現地流。ウチでも“ならでは”のお酒と楽しんでもらえたら」と植囿さん。シェフでありバーテンダーである植囿さんが作ってくれたのは、ジンベースのフルーツリキュール・ピムスとレモネードで作るカクテル・ピムスカップ。ほんのり甘く、スライスしたキュウリが入った見た目にも涼やかな一杯は、ヨーグルトやケイジャンスパイスでマリネして、スパイス香る分厚い衣で揚げた“飲める”フライドチキンによく合います。
バーボンやライ、アメリカンやスコッチなどウイスキーも豊富で、ハイボールでもワイングラスで出てくる水割りもおすすめ。ワインやクラフトビールもアメリカ産を中心にその時々で。どの酒も料理を呼び、料理は酒を呼ぶ…エンドレススタイル!
バー使いも宴会もウエルカム
アンティーク家具の木の風合いが生きた店内。壁やソファのグリーンやネイビーの落ち着いた色合いは、現地を模しているそう。特等席はバックバーが見渡せ、店主との距離が近いカウンター。店内のテレビには野球などスポーツ中継も流れているから、その経過を見に立ち寄る方も。
ひとりでちょっと一杯も、ソファ席でまったりも。基本はアラカルトだが、予算を伝えればおまかせコース4500円~もあり、2階は貸し切りもOK。食前・食後の一杯に、ガッツリ食事も。夜は静かな表参道で、ほんわかしたムードのなか様々なシーンにあった楽しみを。
data
- 店名
- サザンピーズ
- 住所
- 大阪府大阪市北区天神橋1-13-21 天神橋松本ビル1F
- 営業時間
- 18:00~24:00ごろ
- 定休日
- 不定休
- 交通
- 地下鉄南森町駅・JR大阪天満宮駅から5分
- 席数
- カウンター6席、テーブル8席
- 個室
- 2階は~12名の貸切で利用可(応相談)
- メニュー
- ポテトサラダ500円、シュリンプ&グリッツ1500円、スペアリブ2500円、ワイン900円~、各種カクテル1000円~。※チャージ500円。
- https://www.instagram.com/southern_peas/
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