店は市場内。鮮度が自慢の京都・梅小路『京・朱雀 すし市場』

京都市中央卸売市場内にある『京・朱雀 すし市場』は、回転寿司と思いきや、職人の鮮やかな手捌きを目の前に本格寿司を楽しめるお店。丹後のトリ貝、徳島の鱧など全国各地から届く鮮度抜群のネタで温かくもてなしてくれます。

市場直送の新鮮なネタ

JR梅小路京都西駅から徒歩7分ほどの場所にある、京都市民の食を支える京都市中央卸売市場。『京・朱雀 すし市場』は、この敷地内にあります。

『京・朱雀 すし市場』外観
お店は、京都市中央卸売市場の向かいに建ちます。
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回転寿司スタイルのお店として2012年にオープン。
しかし、当初からほとんどのお客が個別に注文したため、レーンは早々に開店休業状態に。巷の回転寿司とは一線を画す鮮度の良いネタを、職人がオーダーごとに握ってくれるということで、瞬く間に人気店になりました。

『京・朱雀 すし市場』内観
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『京・朱雀 すし市場』は、市場内という立地柄、新鮮で、四季折々の様々な魚介を楽しめるのが特徴。マグロやタイといった定番のネタはもちろん、身の大きな沖シジミ、深海魚のメヒカリなど、巷ではなかなかお目にかかれないネタにも出合えます。「京都という特色も活かし、丹後のトリ貝やイワシ、サワラ、グジといった、京都府産の魚介も積極的に仕入れています」と、店長の宇治田千寿子さん。

『京・朱雀 すし市場』店長の宇治田さん
店長の宇治田千寿子さん。
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寿司も海鮮丼も高コスパ!

人気なのは、旬の魚介を使ったにぎり寿司と、赤だし、抹茶プリンが付いたにぎりのセット。例えば、「竹(にぎり)」は、マグロやタイ、甘エビなど9貫の盛り合わせです。

「市場でいいネタを仕入れたら、それをセットに入れています。今日は、脂ののったカンパチを仕入れたので」と、この日はカンパチも登場。新鮮で脂ののったカンパチは、身がしっかりしていて旨味たっぷり。脂はさっぱりとしているので、あっさりといただけます。

お店で炊いている穴子は、バーナーで炙り、甘辛いタレをつけて提供。ふっくらとした身は、口の中でホロリとくずれる柔らかさです。そのほか、プリプリとしたホタテ、上品な甘みのタイ、コリコリとした紋甲イカなど、その旨みや食感から鮮度の良さがうかがえます。

『京・朱雀 すし市場』竹
「竹」2480円。プラス550円で、天ぷら盛りも付けられます。
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魚4〜5種に、ボイルエビ、自家製の卵焼きが乗っている「日替わり海鮮丼」は1100円とコスパ抜群。仕入れによって毎日ネタが変わり、この日はタイやカンパチ、シマアジ、サーモンのたたきなどを贅沢に盛り付け。季節によっては、カツオやサワラなどが入ることもあるそうです。
卵焼きも、作り置きはせず、毎日一本一本お店で手作りしています。卵の味をしっかり感じられる、シンプルで優しい味付けが特徴です。

『京・朱雀 すし市場』日替わり海鮮丼
限定10食の「日替わり海鮮丼(赤だし付)」1100円。ボリュームたっぷりで、お腹いっぱいになります。
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「スーパーではなかなか出回らない、希少な魚介」という、三重県産の特大沖シジミの吸い物は、ハマグリくらいの大きさ! トロリとした食感の大ぶりの身は、シジミの濃厚な味わいをしっかりと感じられます。

『京・朱雀 すし市場』沖シジミの吸い物
三重県産の沖シジミの吸い物605円。
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『京・朱雀 すし市場』メニュー
寿司は、一貫ずつ単品オーダーすることも可能です。おすすめのネタは、店内の掲示をチェックしてみてください。
※季節の新鮮なネタを仕入れているため、その時により内容が変わる場合があります。
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