アレンジなし、現地流のインド料理を大阪で『ミルチマサラ 南船場店』

地下鉄長堀橋駅と松屋町駅のちょうど中間に位置する『ミルチマサラ 南船場店』。こちらでは日本人向けのアレンジなし、刺激的な現地流のインド料理に出合えます。

2000年から続くインド料理店

地下鉄長堀橋駅の出口から徒歩5分ほど。中小企業も立ち並ぶエリアに『ミルチマサラ 南船場店』はあります。店に近づくと漂ってくるスパイスの香りが、インド料理をたらふく食べよう! という欲に火をつけてくれます。

『ミルチマサラ 南船場店』外観
交差点の角にあるビルの半地下に店はあります。入口にズラリと貼られた写真付きのメニューも目印です。
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オーナーでシェフも務めるのは、北インド出身のインダージード・シングさん。インドのシェラトンホテルのレストランを皮切りに、ドイツ、サウジアラビア、日本と数々の国で料理の腕をふるってきました。

『ミルチマサラ 南船場店』オーナーシェフ
インダージードさん、日本語も大丈夫! 日本はチャレンジを見守ってくれる優しい国だと話します。
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インダージードさんが来日したのは1996年。そこから準備を経て2000年に船場センタービルの中に『ミルチマサラ』をオープンさせました。その確かな味が評判を呼び、かつては5店舗を展開。現在は2007年にオープンしたこの南船場店と、アメリカ村にある西心斎橋店の2軒を営んでいます。

現地の味を知る多彩なメニュー

『ミルチマサラ』の料理で大切にされているのは、日本人向けアレンジを加えない現地そのままの味であること。生鮮食材は国産の新鮮なものを、スパイスをはじめとした調味料はインドから仕入れたものを使い、北インド出身のシェフたちが調理をする。インドで食べるそのままの味をいかに日本で楽しんでもらうかということを常に考えています。

『ミルチマサラ 南船場店』調理風景
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『ミルチマサラ 南船場店』調理風景
インダージードさんをはじめ、シェフのみなさんも北インド出身。調理場からは活気のよいヒンディー語が聞こえてきます。
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今回はディナーメニューから3品をご紹介。まずはインドの炊き込みご飯・ビリヤーニです。『ミルチマサラ 南船場店』では野菜、チキン、マトンの3種を準備。チキンビリヤーニはスパイスとヨーグルトの調味液に漬け込んだ鶏モモ肉と20種ほどのスパイス、ミントの葉などを炊き込んでいます。蓋を開けると刺激あるスパイス香と、ミントの爽やかな香りがふわりと広がっていきます。

『ミルチマサラ 南船場店』チキンビリヤーニ
チキンビリヤーニ1210円は豪快に混ぜていただきます。写真の量が1人前ですが、聞けば総重量約400g。何人かでシェアするのがオススメです。
『ミルチマサラ 南船場店』チキンビリヤーニ
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そして野生的なビジュアルに驚くのはマトンカレーです。見よ、この大きな肉塊と立派な骨! マトンの肩肉をニンニク、しょうが、玉ネギ、トマトなどの野菜とニハリマサラと呼ばれるオリジナルスパイスでゆっくりと時間をかけて調理。ひとくち食べると、かつてないほど濃いマトンの風味と野生み溢れる味…!

『ミルチマサラ 南船場店』マトンカレー
マトンのクセがたまらなく好きな人にはぜひ食べてほしい一品。骨付きマトンカレーは前日までの要予約メニュー。マトンカレー(ミニサラダ、ナン、ドリンク付)1440円。
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インドの焼きものをギュッと集めた生ビールセットがこちら。メインはマライティッカとタンドリーチキン、シークカバブの3種盛り。左のマライティッカはカシューナッツとクリームチーズの調味液にチキンを漬け込んで焼き上げた、コクのあるメニュー。インダージードさんのお母さんのレシピで作り上げるタレ・グリーンチャトゥニで辛さをプラスして。

『ミルチマサラ 南船場店』生ビールセット
生ビールセットはチキン3種盛りにサラダ、生ビールが付いて1200円。香味野菜にパクチー、そして青唐辛子で辛味を効かせたグリーンチャトゥニは超刺激的。少し舐めるだけでもビールが進みます。
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月1回の人気ワンコインランチ!

カレーだけにとどまらないインド料理の多彩ぶりを魅せてくれるディナーに対し、ランチはやはりカレーがオススメ。ずっと続いているのが毎月月末の平日に1日だけ提供されるワンコイン=500円のカレーランチ! カレーとサラダ、ナンとシンプルながらこのランチの口コミで店のことを知る人も多いそう。

『ミルチマサラ 南船場店』ワンコインランチ
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提供される料理の一口一口に「これが本場の味…!」とインド料理とはなんたるかを教わるような、驚きにあふれたおいしい時間を約束してくれる一軒です。

『ミルチマサラ 南船場店』内観
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