
台湾夜市の定番惣菜を京都・西院で!『胡椒餅 福丸』
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台湾の屋台グルメを独自に再現!
「台湾を旅行したときに食べた胡椒餅のおいしさが、どうしても忘れられなくて」と、京都初のマニアックな専門店を開くに至った経緯を笑顔で話す、店主の山村優佳さん。
胡椒餅とは台湾の夜市や屋台でお馴染みのローカルフードで、スパイスを利かせた肉あんをたっぷりの刻みネギと共に小麦粉生地で包み、窯で焼き上げたもの。例えるならば、焼き肉まん的な庶民派グルメです。
昔から料理も作るのも食べるのも大好きだったことから、舌の記憶とネットなどのレシピを頼りに胡椒餅作りに挑んだという山村さん。研究を重ねた結果、生地は2種類の小麦粉をブレンド。そこに水、塩、きび砂糖、ラード、わずかなイーストを加え、冷蔵庫で一晩じっくり発酵させているそうです。
毎朝焼く胡椒餅は常時3種類
胡椒餅は甜麺醤を使った甘味噌味のほか、ショウガや黒コショウを利かせた醤油味とカレーチーズ味の3種類。ベースの肉あんは共通で、「京都ポーク」を主体に国産豚の肩ロースとモモ肉を角切りしてブレンド。八角や花椒など5種類の香辛料を配合した五香粉という中国のミックススパイスを使うのがお約束で、これこそが独特の甘い香りとクセになるスパイシー感の秘密です。
焼き方も本場同様です。インド料理店でよく見かけるタンドールと呼ばれる窯の内側に1個ずつ手で貼り付け、270℃で13分じっくり焼き上げます。「豚肉やネギから出る水分で中の具材が蒸し焼き状態になるので、ジューシーに仕上がるんですよ」。
焼売と水餃子もスタンバイ
「焼売も自信作なので、ぜひお試しください」と、山村さん。開店当初からさりげなくオンメニューしている肉焼売は、脂身が甘いブランド豚・京都ポークに玉ネギを合わせたもの。蒸し立て熱々を頬張ると、じゅわりと肉汁が溢れ出します。
商品はどれもテイクアウト可能ですが、カウンターに座って出来立て熱々をいただくのもおすすめ。季節替わりのクラフト生ビールとのお得なセットもあるので、ぜひ一度お試しください。
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- 店名
- 胡椒餅 福丸
- 住所
- 京都府京都市中京区壬生仙念町31
- 電話番号
- 075-812-1601
- 営業時間
- 11:30~売切れ次第終了
- 定休日
- 月、火曜 ※2025年8、9月は週末のみ営業。詳細はInstagram、電話にてご確認ください。
- 交通
- 阪急西院駅から徒歩5分
- 個室
- カウンター5席
- メニュー
- 胡椒餅各種450円、水餃子4個400円。クラフトビール(生)700円~。
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