
京都・五条『ハシヤとナカセ』心が躍る、自由度高きア・ラ・カルト
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余白のある店づくり
京都・五条の民家をリノベーションし2022年5月に誕生した『ハシヤとナカセ』。
店主の端谷隼さんは名店『イル・ギオットーネ』や『ヴィネリアt.v.b』などイタリアンレストランで経験を積んできた経歴の持ち主。元同僚の料理人・中世宏樹さんを迎え、独立開業しました。
独立前のコロナ禍中、限られた時間の中で食事をするお客を見て、二人が感じたのは「拘束時間のあるコースではなく、限られた時間の中で好きなものを好きなだけ楽しんでいただきたい」という思い。
さらに「自分たちも、イタリア料理だけでなくいろいろな料理を作りたくて。居酒屋にすることで、お客様のリクエストにも応えられて、毎回ガラリと違う料理ができる。そうした余白の多さを作りました」
と端谷さん。間口を広げた自由闊達な料理が特徴です。
訪れるたびに変わる自由な料理
メニューには居酒屋の定番にヒネリを加えたものや「夏は辛いものが食べたくなるからピリ辛い料理が多め」と話すアジアンテイストの一品、四季を移した和の食文化を感じる一品、スタンダードなパスタなど、ワクワクする多彩なバリエーション。
「自分自身、酒場が大好きなのでいろいろなところで食べてきた食の経験やアイデアを盛り込み、作ったら即メニューに載せます」と端谷さん。訪れるたびにメニューが入れ替わります。
和洋・人気の料理をご紹介
ある日のアテは、枝豆を生の状態からバターをひいたフライパンで焼き、醤油で味をつけ仕上げにスジアオノリをかけた「焼枝豆 あおさバター」。焼く際にサヤの中で蒸し焼きにされた枝豆の絶妙な食感と「つまむ指までおいしい」というアテです。
さらにイタリア料理の経験から春巻きにチーズとバジル、トマトを包んだ「春巻きマルゲリータ」は大人から子どもまで大人気の名物メニュー。
「造り代わりに」と用意する「本日の海鮮盛り合わせ」は、ハモの磯辺揚げや薬味や茎わさびで和えたホタテのわさび和え、マグロとアボカドのなめろう、タイの酒盗和えなど呑ませる酒肴がもりだくさん。
季節で入れ替わる中世さんセレクトの日本酒が進まずにはいられません。その他、ワインや瓶ビール、果実酒などアルコールの幅広さも居酒屋の醍醐味。
16時という早めの開店も覚えておきたいポイントで、サクッと一杯の使い方も最高。2024年には近所の湯浅会館に立ち飲み屋もオープンしたので、ハシゴするのも楽しそうです。
data
- 店名
- ハシヤとナカセ
- 住所
- 京都府京都市下京区東洞院通松原下ル大江町547-8
- 電話番号
- 090-7452-7487
- 営業時間
- 16:00〜21:00LO
- 定休日
- 日曜、不定休あり
- 交通
- 地下鉄五条駅より徒歩5分、地下鉄四条駅より徒歩6分、阪急烏丸駅より徒歩9分
- 個室
- 1F/カウンター10席、テーブル8席 2F/テーブル8席
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