オフィス街のオアシス、働く大人の絵本cafe。大阪・北浜『コントゥール』

北浜のレトロなビルにある『コントゥール』は、大人が絵本を通してコミュニケーションできるカフェ。一人でワイン片手に読書に没頭してもいいし、元図書館司書の店主や初対面のお客さんとゆるく会話を楽しむのもいい。肩ひじ張らず、リラックスできる空間は、オフィス街で貴重な存在だ。

甘い香りと絵本に癒されるほっこり空間

北浜の細路地に建つ築60年以上というレトロなビルの3階。扉を開くとキッシュやチーズケーキの焼ける甘い香りがふわり。可愛らしいクロスがかかったテーブルが並ぶ店内には、絵本がぎっしり!

「この街で働く人たちが、ランチタイムや仕事帰りにホッとひと息つける場所を作りたくて」と、元図書館司書の保富貴子さんが2019年にオープンしたカフェ&バー。
お昼ご飯としてはもちろん、ランチタイムを逃した時にもいただけるおすすめのメニューが、生地から手作りのキッシュプレート。グリュイエールチーズをメインに数種の上質なチーズと野菜がたっぷり。チェダーチーズや鴨パストラミなどを挟んだバゲットサンドや、モッツァレラとプチトマトのサラダ、プチチーズケーキなどを盛り合わせた一皿はボリュームも満点。

『コントゥール』のキッシュプレート
キッシュプレート(サラダ、バゲットサンド、プチチーズケーキ、フルーツコンポート付き)1350円。野菜は季節によって変わり、この日はホウレン草やジャガイモ、カボチャなどが。ブルーチーズ入りとなしの2種類から選ぶことができる。
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ワインとチーズでちょっと1杯

もうひとつの名物メニューが、チーズプロフェッショナルの資格も持つ保富さん手作りのチーズケーキ。しっとり濃厚で、マスカルポーネチーズをたくさん使ったまろやかな酸味が特徴。こちらもブルーチーズ入りとプレーンがあり、ゴルゴンゾーラを練り込んだチーズケーキは、ワインを呼ぶ大人の味わい。ブルー入りとプレーンのハーフ&ハーフもあるので、食べ比べてみたい人はぜひそちらを。

チーズも数種類があり、その時々でスパイスのきいたものやウォッシュタイプなど、種類の違うチーズの盛り合わせが楽しめる。「オープン前に頑張って勉強しました」という保富さんセレクトのワインとチーズでちょっと一杯、なんて使い方をする女性客の姿も。良い意味で(ここ大事!)素人っぽさの残る保富さんのほんわかした雰囲気にも安らいで、ついつい長居してしまう。

『コントゥール』のチーズケーキ
ブルーチーズ入りのチーズケーキ600円(1ドリンク制)。プレーン580円、ハーフ&ハーフ600円。ソフトドリンクのほか、ワインやビールなどお酒も各種揃う。
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『コントゥール』のチーズ盛り
チーズ3種盛り1100円。この日はイタリアのタレッジオ、クミンシード入りのゴーダ、白カビのブリーチーズ)。グラスロゼワイン800円。広島県「三良坂フロマージュ」の「富士山(ふじやま)」など、レアなチーズに出合えることも。
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朗読や音楽ライブなどのイベントも開催

常時約300冊が並ぶ絵本は季節によって入れ替わり、自由に閲覧することができる。一部は販売もしているので「プレゼントに」と購入していくお客さんもいるとか。
「眺めているだけでもワクワクするようなものや懐かしいものなど、大人が楽しめる絵本を集めています」と保富さん。

『コントゥール』の店主・保富さん
オーナーの保富さん。気取らないお人柄も人気の秘密。
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本をきっかけにお客さん同士が会話しているのを見て、もっと輪が広がればと「本を持って集まろう」というイベントも開催(参加費無料)。月1回、最終金曜日の19時から「自分の好きな本を1冊持って集ってもらい、互いの本を交換したり紹介しながら話をすることで、ゆるいつながりができればと」。
そのほかにも、廃材となったプロパンガスのボンベを利用して作られた打楽器、プロパノータのライブ演奏と朗読を組み合わせたイベントなどを不定期で開催。興味のある人はInstagram、HPをチェックしてみて。

『コントゥール』の店内
季節に合わせて保富さんがセレクトした絵本が並ぶ。直近のイベントは、3/19(木)「朗読とプロパノータの夕べ」16:00〜、19:00〜。4/17(金)「ポルトガルギターと朗読 Passar o tempo ~時を過ごす~」。いずれも要予約。
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